ラオス初の証券取引所の建設工事が来月から開始

もう一つ、証券に関するお話。ラオスの証券取引所の建設が来月から韓国に支援により着工が開始されるようです。建物は、2010年6月に完成予定となっており、来年2010年10月10日に公式オープンする予定になっています。

岩井証券、メコン川成長株ファンド「メコンのめぐみ」

岩井証券が10月13日より、ベトナム、カンボジア、ラオスのメコン川流域の3カ国を投資対象とする「ベトナム・カンボジア・ラオス3国成長株ファンド」(愛称 メコンのめぐみ)を募集を開始するとのことです。

世界的な経済危機の中でも著しい成長をとげている3国ですから、投資対象としては面白いかも知れません。ラオス、カンボジアは2010年より証券取引所が開設される予定で、それまでは未上場株での運用となるとのことです。

台風16号がベトナムに上陸

台風16号ですが、29日18時現在(日本時間)、ベトナム中部に上陸しています。今後、進路を北西に変えて時速6キロのゆっくりしたペースで明日30日15時(日本時間)に、ベトナムとラオスの中部の国境付近で熱帯低気圧に変わり、サバナケットからビエンチャン方面に抜けていく見込みとなっています。

今後まとまった雨と強風が予想されますので、ご注意ください。ラオス気象庁、タイ気象庁と大雨注意報を発令し、注意を呼びかけています。(09/29 20:45 日本時間)

(追記)

台風16号は、日本時間で30日午前3時現在、ラオスに入り、南ラオスのチャンパサック県の西、ベトナム国境沿い近くに位置しており、その後、ゆっくりと北西に進路をとり、1日午前3時には、サバナケット県とサラワン県の県境付近で熱帯低気圧となる見込みです。(09/30 07:00 日本時間)

台風16号の動きに注意

  フィリピンのルソン島を直撃し記録的な豪雨をもたらした台風16号ですが、フィリピンで、死者140人、行方不明者32人、被災者は43万人にのぼることをフィリピン政府当局が28日に発表しています。

この台風は今後、南シナ海を時速10キロ程度のゆっくりした速度で西に進み、30日(水)21時にはベトナム中部に上陸する予想になっています。その後、北西に進路をとりながら、1日(木)21時には、ラオス中部のサバナケット手前あたりで熱帯低気圧になりそうです。今後の台風の進路にご注意ください。

例年、9月下旬から10月初旬にかけて、台風がラオスをかすめることが多いですね。もっとも上陸すると急に台風の勢力が落ちています。ところで、今回の台風名は、KETSANA(ケッサナ)です。この名前でピンときた人もいるかも知れませんが、今回の台風の命名国はラオスです。木の名前だそうです。アジアの台風の台風委員会に加盟の各国(14カ国)が提案した名前を順番に用いています。台風は年間平均26.7個ということなので、1年に1ないしは2回、ラオスが命名した台風名になります。

中国、ラオスから受注した衛星打ち上げへ (その2)

ビエンチャンタイムスにも、この記事が出てました。先週の金曜日(09/25)に調印式が行われたようです。プロジェクト規模は、2.1兆キップ(2億5,000万米ドル)ですから、ざっと250億円でしょうか? 人工衛星は一つ150億円ぐらいかかるみたいですから、そのぐらいの規模なのでしょう。

(追記)

中国アジア太平洋移動通信衛星有限責任公司が建築段階の総請負企業で、ラオス政府と合弁企業を設立し展開していくようで、ラオスの基礎電気通信とメディア分野に参入し、メコン川流域のおける衛星通信キャリアを目指すとしています。地上には、衛星地上観測・制御ステーションと地上放送通信ネットワークがラオスに建設されるようです。

中国、ラオスから受注した衛星打ち上げへ

中国国際放送局によると、中国は、ラオスから受注した衛星「ラオス1号星」を打ち上げるとのことです。中国が開発した「東方紅」シリーズ衛星の一つとなり、これによりラオス国内の観測・制御用の地上ステーションやネットワークの整備がされる予定とのことです。

大メコン圏で見つかった全ての新種が絶滅の危機に

世界自然保護基金(WWF)によると25日、メコン川周辺域において、163種の動植物が発見されたことを報告していますが、その全てが絶滅の危機に瀕しているとのことです。ラオスでは、爬虫類1種類、植物が5種類見つかっているようです。

大メコン圏とは、メコン川流域の地域でラオス、中国の雲南(Yunnan)省、タイ、カンボジア、ベトナム、ミャンマーなどにまたがる地域です。

新型インフルエンザワクチンに関する緊急支援

日本の外務省は、9月24日に新型インフルエンザが世界的に流行する中、途上国におけるワクチン接種に貢献するため、緊急支援として世界保健機関(WHO)を通じて約11億円の緊急無償資金協力を行うことを決定しています。

国連の支援要請に基づく協力で具体的な提供先としてラオスやカンボジア、インドネシアなどを想定しているようです。

ラオスの新型インフルエンザ感染者数は、9/14までに253人(うち死亡者2人)となっています。今後、乾季に入り、気温も下がってきますので、流行が懸念されています。
東京都は25日に「流行注意報」が発令されました。14-20日の1週間で、2,773人の患者報告があり、そのうち、新型インフルエンザが97%だそうです。4週間以内に大流行する可能性があるそうです。

パクセー空港の拡張工事は再延長

パクセー空港では2008年3月より拡張工事が実施されており、工事のため、7月から2ヶ月間の予定で一時閉鎖する予定となっていました。この閉鎖ですが、8月末の段階で、1ヶ月延長され、10月1日に再開予定とアナウンスされていましたが、さらに延長され、1月まで延期される見込みとなっています。

今回の拡張工事では、滑走路幅が36mから45mに拡張され、長さが1625mから2400mに延伸される予定になっています。今回の遅れは、国外の発注資材の遅れや拡張に伴う住民の移転の遅れによるもの。現在、パクセー空港の一時閉鎖に伴い、サバナケット空港が迂回先となっているようです。

SEAゲームに向けての新スタジアムが完成

約2年間の歳月をかけて建築された第25回東南アジア競技大会(SEAゲーム)のメインスタジアムが完成し、昨日、中国からラオスへの引渡しが行われています。

SEAゲームは、12月9日から18日にラオスの首都ビエンチャンで開催されます。今回は第25回の記念大会であり、ラオスとしては初の国際競技大会となる歴史的なイベントとなるでしょう。