山岳民族と自然保護区を訪ねる拠点

北部のルアンナムターは、中国、ミャンマーと国境を接している北ラオスの町です。中国国境の近いこともあり、南北回廊として道が整備され、ボケオから国境の町のボーテンへ抜ける国道は舗装されています。市内周辺は山々に囲まれた盆地になっています。

カム族、アカ族、ランテン族などの少数山岳民族が多く生活しており、またナムハー自然保護区があり原生林で覆われた自然豊かな山々があります。ルアンナムターでもアクティビテイは、こうした山岳民族を訪ねる1日ツアー。比較的道路沿いのアクセスの良いところにも村がいくつかあるので、こうした村を訪ねたり、こうした村を起点としてナムハー自然保護区をトレッキングするプランなどがあります。トレッキングプランは、1日ツアーから、1泊2日、2泊3日などの日程に合わせて選ぶことが可能です。

欧米人には、ナムター川やナムハー川でのカヤッキングやボートなどのアクティビティを組み合わせたプランが人気のようです。

またサイクリングで新市街から約7キロ離れた旧市街を散策したり、約6キロのところにあるランテン村にあるナムディー滝まで走るという、半日程度で楽しめるカジュアルプランもあります。

ルアンナムター

ルアンナムタートレッキングマップ

ルアンナムターのトレッキングなどのアクティビティマップです。 新市街から約20キロのところにあるカム族のチャルンスック村、その手前にあるランテン族とカム族の住むナムルー村がもっともメジャーな村になります。国道3号線沿いにある村で南北回廊であるこの道路はきれいに舗装されていて大変アクセスしやすくなっています。

トレッキングなどをしない場合は、これらの村にトゥクトゥクなどで訪問することが可能です。

トレッキングをする場合は、ナムハー自然保護区の原生林の中を歩きます。2日間のトレッキングツアーの場合、チャルンスック村あるいはナムルー村を起点として、約7キロ程度歩いて、カム族のナラン村(カム族)あるいはナムコイ村(ランテン族とカム族)にあるロッジに宿泊し、ナムハー川をカヤックなどで下るか、歩いていき、ハートヨン村までやってきて、そこからトゥクトゥクかボートで戻るといったプランになるようです。

カヤッキングなどは、旧市街の中にあるボートランディングゲストハウスを起点して下っていくようです。ナムハー川とナムター川のところがカヤッキングやラフティングポイントになっています。

ルアンナムタートレッキングマップ

ルアンナムタートレッキングマップ市内から約20キロのところにあるチャルンスック村(カム族)

ルアンナムタートレッキングマップ南北回廊となる国道3号線。チャルンスック村とナムルー村の間のところ。

(2008/10)

1日トレッキングコース

ルアンナムターでは本当は2日間のトレッキングを予定していたのですが、天候が安定していなかったので、1日トレッキングに変更しました。

ルアンナムター1日トレッキング

コースは次のようになっています。

  1. 市内からトゥクトゥクでチャルンスック村(カム族)に到着。この村を見学。
  2. ナムハー自然保護区の原生林の中をトレッキング。ランチポイントで昼食。(片道約3キロ)
  3. 山を下り、カム族の畑や水田を横切って幹線道路に。トレッキングはここまで。
  4. トゥクトゥクで移動しランテン族とカム族の住むナムルー村を見学。
  5. トゥクトゥクで移動し、小高い丘の上にあるThat Phum Phukという仏塔から市内を眺める。
  6. トゥクトゥクで移動し、ナムマットマイ村(アカ族)を見学。

という盛沢山の内容になっています。このツアーは市内のグリーンディスカバリ社の大通りを挟んで斜め向かいにあるジャングル・エコガイドサービスが催行しているもので料金は、2名参加の場合の1名料金が28万キップ(33ドル)です。

ツアーガイドが1名同行するほかに、トレッキングのときには、チャルンスック村から1名、ローカルガイドが同行しました。こうした形で村にツアー代金の一部が還元されるエコツアーになっています。

 IMG_6174-1ナムハー自然保護区の原生林の中を歩く。

旧市街をサイクリングで楽しむ

  新市街から旧市街まで約6,7キロですが、旧市街のローカルなお寺を周りながら、旧市街を散策するのも楽しいです。自転車は新市街のメインストリートにあるマニーチャンゲストハウスの並びでレンタル出来ます。1日、10,000KIPです。自転車をレンタルすると地図ももらえるので、これを見ながら市内を散策すると良いと思います。

20081026_ナムタサイクリング1

サイクリングルートは次のような感じ。新市街から旧市街まで舗装されたきれいな道路で、左右の田園風景が広がり、気持ちが良い風景です。空港を通り過ぎると旧市街になります。往復でのんびりしながら約3時間の道のりです。

  1. Ta Aw寺院。
  2. ボートランディングゲストハウス。ナムター川が見える。
  3. Khon寺院
  4. Vieng Tai寺院。ナムタ―川が見える。

時間があれば、空港のところから西に3キロのところにある丘の上にある That Phum Phukという仏塔のところにも自転車で行くことが出来ます。ただし、この3キロの道のりは道路の状態が良くないので、乾季の雨が降っていない時期にいくと良いと思います。

ナムディー滝までのサイクリング

新市街から北東に約6キロのところにナムディー村(ランテン族)があり、その奥にナムディー滝があります。幹線道路から離れた4キロは舗装されていませんが、でこぼこが少なく自転車で走りやすいです。途中にも村などがあり、右手には田園風景が広がり、楽しみながら走ることが出来ます。滝自体は規模も小さく、正直大したことがありませんが、行くまで田舎道が楽しいです。

ナムディー滝は、入場料が2,000KIPt、自転車代1,000KIPの合計3,000KIPです。

20081027_ナムタサイクリング2

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新市街を散歩する

新市街はあまり見どころがないのですが、それでもいくつかご紹介します。新市街は意外と広々としていて、歩くと結構あるのでサイクリングしたついでに立ち寄るのがお勧め。

■ 市場

新市街の西側にある市場です。マニーチャンゲストハウスあたりからだと約800mあります。徒歩10分。ここでも、山岳民族の人が不通に売り買いしています。他の市場と一味違うのは、お惣菜などが、小さくきれいに盛り付けされてショーケースに陳列さている点です。今までこうした市場が見たことがなくちょっとびっくりでした。この市場の中でなんとなく美味しそうだったのでお餅のお菓子を買ったのですが、中にピーナツや黒砂糖など切り刻んで混ざっていて絶品でした。1個、わずか1,000KIP(12円)というのにびっくり。

ルアンナムター

ルアンナムター

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■ ナイトマーケット

マニーチャンゲストハウスの正面に入るので、すぐに目につくのですが、あんまり盛り上がっていませんでした。それでも、欧米人は好奇心旺盛でローカルフードにトライしていました。欧米人の旅行者は老若男女、本当に楽しんでますね。

ルアンナムター

■ ルアンナムター博物館

マニーチャンゲストハウスから450m、徒歩6分ぐらいです。

展示品が少なくあっという間に見終わってしまいますが、各民族衣装などが展示してあるので参考になります。あと入口近くに山岳民族の分布図があり、これを見て、ランテン族がルアンナムター周辺に多くいることがよくわかりました。

入場料は5,000KIP。開館時間は、08:30-11:30、13:00-15:30で、土日休み、金曜日は午前中のみ。

ルアンナムター

■ 小高い丘の上にあるミーサイ仏塔

新市街の北西の角にあります。マニーチャンゲストハウスからだと、約1.8キロ。徒歩だと25分ぐらいかかります。仏塔は、空港近くとここの2か所あります。新市街からだと、この仏塔が良く見えています。丘に登ると仏塔のところから新市街が一望出来て気持ちが良いですよ。

ルアンナムター

■ 竹橋

新市街の東のはずれにあります。マニーチャンゲストハウスから700m。徒歩9分ぐらい。メインストリートからナイトマーケットのところを東側に曲がり、しばらく歩いていくと左手に学校があるので、その学校脇の砂利道を少し下るとナムター川に出ることが出来ます。ここは眺めがいいです。流されては作り直していると思うのでいつもあるかわかりませんが、きれいに竹で編んだ橋があります。この橋を渡った先にはタイダム族の村があるようです。

ルアンナムター

■ 学校

博物館のところから北に3ブロック行ったところの左手に学校があります。マニーチャンゲストハウスから900m。徒歩12分ぐらい。博物館から400m先です。

また、上記の竹橋に行く途中にも学校があります。学校に行くと夕暮れ時に子供たちが駒回しをしていたり、ゴム跳びなどをしていたりする様子が見れるかも知れません。

ルアンナムター

ルアンナムターには午後の早い時間に到着するようにしよう

ルアンナムターには3泊4日していましたが、訪れる観光客が意外と多い割には、ゲストハウスが少なく、夜に7時頃に到着した人がゲストハウスを探して、「ロンリープラネット」を片手に右往左往している様子を2日間ぐらい続けて見かけました。私たちが宿泊したのはマニーチャンゲストハウス。ここが欧米人にも一番人気のゲストハウスです。後方にリニューアルされた宿泊棟は4階建の12室あり、部屋は明るくて清潔です。町の中心にあり、1階にはレストランがあるので、非常に便利です。ここと、この隣のカムキンゲストハウスが人気です。

見ていると夕方までに満室になります。 欧米人は長期旅行なので2、3泊している人も多いです。午後の早い時間にルアンナムターに到着した方が良さそうです。

トレッキングのときはヒルに注意

以前にNHKBSでナムハー自然保護区のトレッキングの映像を見ていて、ヒルにやられているなぁ、と思ったのですが、自分がやられるとは思ってもいませんでした。それも普通は足のふくはぎ周辺なのですが、背中と左手の薬指です。左手の薬指のはヒルが血をガンガンに吸っている最中で、見た瞬間ぞっとしました。払い落したけど、血が止まらず。背中はゲストハウスに戻ってから、チクチクしていたので、何か蟻か何かにやられたとは思っていたのですが、まさかヒルとは思いませんでした。暑かったのでTシャツ1枚で下山したときに首筋に落ちてやられたんですね。最初1か所と思ったのですが、数か所もやられていて、寝ているときにも出血して、シーツを汚してしまい、ちょっとブルーになりました。

爽やかな対策ななさそうなので、絆創膏を多めに持参することをお勧めします。痛くないけど血が止まらないのが厄介です。