サイニャブリのエレファントフェスティバル

週末(2009/02/14,15)にサイニャブリ県の県庁所在地サイニャブリで開催されたエレファントフェスティバルに行ってきました。 県都での開催ということで、昨年のパークライに比べて多くの地元ラオス人が駆けつけてきました。ラオスの人でも普段は象は見かけることはほとんどありませんので、大満足だったと思います。私も含めツーリストは行くのやっぱり大変、そして宿にも苦労しました、ということで、このあたりは後日、書きたいと思っています。ただ、サイニャブリにはこうした機会でもないと行くことがないので行けて良かったですし、これだけの象が見れる機会はなかなかありませんからね。今回、象は公式には100頭とのことでしたが、たぶん61頭が参加しました。
(追記:ラオススターチャネルによると、100頭予定していましたが、気性が落ち着かないのは危ないので連れてこなかったようです。)

見学客は、ほとんどがラオス人ですが、欧米人観光客もかなりの数(100人以上)訪れていました。日本人観光客は、私の知る限り、ラオス在住がほとんどで、10数名といったところでした。

サイニャブリのエレファントフェスティバル

サイニャブリのエレファントフェスティバル

サイニャブリのエレファントフェスティバル

サイニャブリのエレファントフェスティバル

サイニャブリのエレファントフェスティバル

サイニャブリのエレファントフェスティバル

(2009/02)

サイニャブリのエレファントフェスティバル(アルバム編)

エレファントフェスティバルの雰囲気は写真で見ていただくのが一番ですので、Flickrの方の写真をアップしましたので、こちらでもスライド形式でお見せします。地元サイニャブリっ子が大満足の様子がわかると思います。 象は本当に癒される不思議な動物ですね。

Elephant Festival 2009, Sainyabuli, Laos

サイニャブリのエレファントフェスティバル(行き方編)

サイニャブリのエレファントフェスティバルは行くのが大変だよ、と以前に書きましたが、やっぱり大変でした。どう大変だったか書きたいと思います。この大変さを理解することはラオスを旅行する際のヒントになると思います。観光立国を目指すラオスとしてはできれば改善してほしい点でもあります。

20090126_象祭り開催場所

■ まずは行く方法

まずサイニャブリの場所を確認しましょう。以前にも掲載したことのある地図を下に示します。サイニャブリはラオスで唯一メコン川の西側に位置する県です。地図で表現出来ていませんが、このサイニャブリ県とビエンチャン県の間にはメコン川に沿って1000M級の山々が連なっており、横に突っ切ることが出来ません。このためビエンチャンから陸路の場合は、国道13号線をルアンパバーン方面に向かって北上し、ルアンパバーンの手前のシェーングンで左折して向うことになりますが、国道13号線のバンビエン以北?シェーングンは、外務省が「渡航の是非を検討してください」としているエリアになるため、通過することが出来ません。(多くの旅行者がこの区間をバスで移動されていることは承知していますが。)

また、ビエンチャンからメコン川で船で行く方法なども考えられますが、パークライまではビエンチャンから定期便があるものの10時間かかり、そこからサイニャブリに乗り換えて、最低でも2日間はかかることになり現実的ではありません。

ということで現実的な選択肢は、ビエンチャンからだとルアンパバーンまで飛行機で行き、そこからバスということになります。

■ 飛行機

ということで飛行機のチケットの確保が必要です。ビエンチャン・ルアンパバーン間は、ルアンパバーンが世界的に人気の観光地ということもあり、一日4便程度運航しているのですが、どうしても利便性の良い朝晩の便に利用者が集中します。私はエレファントフェスティバルに行くと決めたのが1月下旬でしたが、朝一番の便である09:15発を予約しようとしたところ、あと2席でギリギリ予約できました。実はこの便(2/13 09:15)は、運の悪いことに2/12に日本からの民間機初のラオス直行チャーター便で来られた日本のお客さんのうち、Bコースの人がルアンパバーンに向かう便で、約60席のうち9割が日本人という便でした。

帰りの便(2/16)も実は予約段階では18:50、19:50の2便とも満席で、やむなく13:40の便を予約しました。18:50の便は前日までは空席があることをインターネット上で確認していたのに。。。帰りの便は、予約した翌日に19:50の便にキャンセルが入ったのか空席が出来たようなので、慌ててフライト変更しました。その後、すぐに満席です。この19:50はタイ人の団体旅行が入っていました。

といったことで飛行機の手配も結構大変です。飛行機の空席状況は、ラオス航空の本国サイト(http://www.laoairlines.com/)で確認できます。リアルタイムで状況が確認できますので便利です。

■ 路線バス

サイニャブリ行きのバス ルアンパバーンからサイニャブリ行きのバスがルアンパバーン市内からだと南2.7キロいったところにあるナールアン(NaLuang)バスターミナルから出ています。下の写真を見ていただくとわかるようにビエンチャン(VTE)、バンビエン、ポンサワン行きなども出ています。日本の外務省によるとサイニャブリ以外はいずれも陸路での移動は推奨されていません。

さて、サイニャブリですが、09:00、13:00の一日2便です。フェスティバルの期間中、臨時便08:00発があるようなことがエレファントフェスティバルの主催であるエレファントアジア(http://www.elefantasia.org/)のウェブサイトに書いてあったのですが、あったかどうか微妙です。 (追記:増便があったみたいです。)
実は、そもそもサイニャブリは観光地でないため、情報がほとんど無く、ロンプラの情報も数年前のもので、午後のバスがあるかバスターミナルに行くまで定かでない状況でした。

ここでのポイントは、時刻表に(バスターミナルへの)バスの到着時間が書いてあることです。注意深く見ていただくと、一番下のサイニャブリは、09:00、13:00発という意味ではなくて、09:00にバスがバスターミナルに到着し、13:00に出発するという意味です。私は、飛行機は予定通りに09:15にビエンチャンを出発し、ルアンパバーンに到着したのが09:50、それから両替をして、エアポートタクシー(50,000KIP)でバスターミナルに到着したのが10:25でしたが、すでにバスの席は半分以上埋まっている状態でした。窓口でチケット(40,000KIP)を買い、わかっていたのですが念のため「13:00発でしょ?」と聞くと、「満席になったら出発だよ。」とのこと。そうなんですよね、ラオスの場合は、満席になれば時間前でも出発、逆にお客さんが十分でないと客を待つためにゆっーくり出発することなります。このあたりのアバウトさが時間が限られている旅行者にとっては非常に厳しいところ。ということでバスは定刻の1時間10分前の11:50にバスターミナルを出発しました。ラオス人の女の子のグループはどうやら予想以上に早い出発に友達が間に合わないようで悲しそうな顔でバスを見送ってました。

バスには座席が45席ありますが満員で、小さな椅子を通路に置いて約60名ぐらい乗車していたと思います。外国人は10名くらいでした。

NaLuang Bus Terminalルアンパバーン・ナールアン(NaLuang)バスターミナルの時刻表

■ 埃まみれの道路とメコン川越え

路線バスは最初の20キロは、舗装された国道13号線を南下していくので快適ですが、シェーングンで、ルアンパバーン方面からだと右に折れた国道14号線になると道が急に悪くなります。簡易舗装を一度はしているようなのですが傷みが激しく、ほとんど未舗装道路状態のような感じになり、車が行き交うと埃で一面真っ白になります。山道でもあり、タードゥア港の手前では、300m以上登る峠越えがあります。バスが故障したらと思うとちょっとぞっとします。

サイニャブリに行く場合のもう一つのポイントは、メコン川越えです。非常に趣きがあるのですが、フェスティバルのように車両が多い場合は問題で、乾季は川幅も狭くなるため、1台のフェリーのピストン輸送になります。1台のフェリーでは自動車10台が運搬出来ます。このため、ピーク時には2?4時間待ちになったようです。私の場合は、行きは1時間待ちで、帰りは1時間40分待ちでした。

メコン川のフェリー

実は、帰りは、本当は、2/16(月)を予定していたのですが、行きの車の数を見て、一気に地元の人も含めて帰る最終日翌日はやばいと感じて、2日目のフェスティバル見学は諦めて、2/15(日)にルアンパバーンに戻ることにしました。

■ 帰りのバス

行きも満員だったので、ルアンパバーンに戻れない可能性があると思い、2/15(日)に朝便でルアンパバーンに戻ることにしました。09:00、14:00の2本あるようです。09:00発に乗るため、06:00に起床して、エレファントフェスティバルの会場から市場まで約1キロ歩いていき、ここでトゥクトゥク(20,000KIP)に乗車し、約3.7キロ離れているバスターミナルに向かいます。そもそも、トゥクトゥクもサイニャブリはあまり走っていません。

バスターミナルに到着したのが06:40で、到着したときはまだ人が少なかったのですが、次々と乗客がやってきます。バスは予定より20分早く08:40に出発となりました。実際はもっと早く出発出来たはずだったのですが、ラオス在住のスイス人夫婦が非常に遅くきたにも関わらず、予約されているラオス人の席に強引に座っていて、席を譲らなかったので揉めて遅れました。この夫婦は、ラオス人相手ならわがままが通ると思っていたようで、非常に不快でした。

やはり帰りの方が時間がかかり、フェリーで渡るのに1時間40分かかりました。

サイニャブリからルアンパバーンのバスラオス語のみですが、ルアンパバーン行き、07:00到着、09:00出発と書いてあります。

■ まとめ

やはり、予想した通り公共交通手段での移動は大変でした。飛行機の手配、バスの乗車とも、結構、運が良かったという要素が強く、確実に旅行するのが本当に難しいというのが実感です。正直、バックパッカーのような旅慣れた方でないと、みなさんにぜひ行ってみてください、と言いにくいです。それでも、欧米人のカップルや年配のおばあちゃんの一人旅が元気よくスマートに旅行しているのを見ると、ぜひ日本人の方にもチャレンジしてほしいなぁと思ったりもします。

バスはこのサイニャブリに限らず、集まったら定刻前でも出発します。(実は飛行機も同様です。) 反対に集まらないと出発しないということもあります。出発しないのはバスだけではなく、船や国内線の飛行機なども同様です。さすがに飛行機は概ね2週間前にわかりますが、計画変更を余儀なくされることになるので、短期旅行が主流の日本人には頭が痛く厳しいものがあります。

このため、ラオスを国内旅行する場合は、午前に移動するのが鉄則になります。事前予約が出来ないラオスでは、バスターミナルには少なくとも1時間前に到着しておかないと良い席を確保するのが難しくなります。

最後に、立地上行くのが大変なサイニャブリですが、将来はアクセスが大きく改善されそうです。ひとつは、埃まみれとなる国道14号線が再舗装される計画があること、そして、メコン川に橋を架ける計画があることです。また、場所がよくわからないのですが、ビエンチャン県からサイニャブリ県に横に突っ切る62キロの道路も建設しているようです。この道路は、たぶん、ナムグムダムの横あたりからパークライとサイニャブリの間ぐらいの場所に抜ける峠越えの道だと思いますが、出来るとアクセスは大幅に改善されると思います。

(2009/02)

サイニャブリのエレファントフェスティバル(宿泊探し編)

フェスティバルの時に困るのが宿泊場所で、これも結構大変でした。エレファントフェスティバルでは基本的にホームスティが原則となっているので、サイニャブリにも200世帯ほど準備していたようです。ただ、ホームスティ先は当たり外れが多く、今年で3回目となるエレファントフェスティバルですが、毎年開催場所が異なっているため、ホームスティ慣れしているわけではないので結構大変です。

昨年のパークライの時は、町が小さくホームスティ先は会場周辺の数百メートル程度のところで、かつ、ホームスティ先が会場の真ん前の家で立地的には良かったのですが、その分騒音がすごくて大変でした。また、複数の部屋を欧米人グループとシェアしていたこともあり、運悪く最初にあたった部屋はオフィスとしているところで、ドアがガラス、シャッターは格子タイプなので、動物園のように外から丸見えで閉口した苦い経験があります。このときは一緒に宿泊したドイツ人が部屋をチェンジしてくれて難を免れたのですが、ドイツ人も閉口して結局別の宿泊場所に移動してしまいました。

さて今年ですが、ツーリストインフォメーションに行くと、ゲストハウスの手配については関知しておらず、ホームスティ先の手配だけ、ということで仕方なくホームスティの手配をお願いしました。もらった地図を片手にホームスティ先まで会場からテクテク歩きます。サイニャブリの町は意外と大きく、そして会場は市内の中心部ではなく、川を渡った反対側にあり、川を渡って市内に入るまでも一苦労です。ツーリストインフォメーションから市内の中心部まで1.2キロもあります。遠すぎです。

市内に入って、念のため中心部にあるゲストハウスやホテルに空き部屋があるか聞いてみるもののやっぱり満室です。そもそも唯一の情報源であるロンプラも情報が古い。エレファントアジアの情報提供も中途半端で、3つのホテルと16のゲストハウスがあるという情報を提供しておきながら、所在の地図がないため辿り着くことが出来ません。後からわかったけど、地図はちゃんと作っていて、ツーリストインフォメーション前とバスターミナル前に貼ってあったのですが、それだけじゃ無理。なんでウェブサイトからダウンロードできるようにしてくれなかったんでしょうか?そもそも、会場の場所すら、ウェブサイトの情報からは特定するのが困難な状況でした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA というわけで、ゲストハウスはあきらめてホームスティ先行ってみることに。実に遠くてツーリストインフォメーションから1.8キロもあります。徒歩で30分弱。日中の木陰が全くないサイニャブリの炎天下の中歩くのは大変です。ホームスティ先は、路地からやや入ったところにある家で、「サバイディー」を呼ぶものの応答せず、出てきたのは犬でちょっとやばい状況。どうも家の人は裏手にいたようで、近所の人がみかねて呼んできてくれました。そして、通されたのは玄関入ってすぐ左手の即席カーテンで区切られた空間。うーん嫌な予感。とりあえずシャワーを浴びて戻ってくると、外国人を泊めるのには許可がいるから、パスポートを持って警察、イミグレに行かないといけない、と言っている。一般論的にはそうかもしれないけど、今回はツーリストインフォーメーションに手配してもらっているから不要じゃん、と思っても、ラチがあかないし、さてどうしたものか。

そもそも、会場から1.8キロ離れているので往復すると3.6キロとなり徒歩約1時間。トゥクトゥクが気軽に乗れる様子でない状況(走っていない)で、気軽に会場にもいけない。これだとなんのために苦労してここまできたかわからない。夜遅く戻ると犬が間違いなく向かってくる。困った。

ということで、思い切って、ホームスティ先の人には会場から遠いので、別の場所に移ると説明して出ることにしました。日が暮れはじめていてちょっとまずい状況。実はひとつだけがアテがありました。それは、ツーリストインフォーメーションと間違えてトゥクトゥクがいった会場内にある大学で、ここの2階の教室に欧米人も泊っていました。ただ、大学に辿り着くも職員もいない・・・ 日も暮れてきていてまずい。思案した結果ツーリストインフォーメーションに行ってオフィシャルに宿泊できないかお願いしてみることに。インフォメーションに戻って状況を説明すると納得してくれて、パスポートを警察を持っていく、という話をしたら笑ってました。まぁ、そうですよね。大学の宿泊も全く問題ない(ホームスティじゃなくて本当にいいの?って聞かれた)ということで、ちょうど帰宅しようとした職員が大学の担当の職員と話もしてくれて、宿の手配が無事完了。日もどっぷり暮れて、本当に綱渡りでヒヤヒヤもの。宿が確定するまで2時間かかりました。他人には勧めにくいです。

P2140271-1 宿泊した大学

大学はまだ出来たばかりのようで真新しく、2階には4つの教室がありますが、2つの教室をツーリストが宿泊用に利用していました。教室には、自分たちも入れて7グループ、12名ぐらい宿泊していたと思います。教室は密閉されていて、蚊とかもおらず、いい感じでした。まぁ廊下から丸見えですけど気になりませんでした。あとサイニャブリは、昼間は非常に暑くて30℃以上なのに、日が暮れると一気に20℃以下まで気温が下がり非常に寒い。この教室は暖かいので助かりました。布団と枕ももらえたので助かりました。1泊一人30,000KIPです。これは他のホームスティ先も同じ。

宿泊した学校の教室

この場所が良かったのは何といっても立地、フェスティバルの会場の中にあるのでとにかく楽。あと、この大学には象使いの人も宿泊していて、早朝まだ真っ暗の中、象が集まってきてパオパオ鳴きます。これはなんともいえません。2泊したけど、起きると象がいるっていう非日常的な光景はいいですよ。日中も象がこの辺りでのんびりしているので、2階の教室前から眺めたりしていました。本当に運が良かった。

学校前に集まる象たち象のパオパオという鳴き声が目覚まし代わり。

というわけでぜひ改善してほしいですねよね。ラオスの要人とかは、一番良いホテルに宿泊して、移動も全部車ですから、この苦労がわからないでしょうね。でも、観光立国を目指すなら、やっぱり少しは理解してほしいですね。

(2009/02)

サイニャブリのエレファントフェスティバル(周辺地図)

サイニャブリでのエレファントフェスティバルの会場周辺図です。こんな感じで行われていました。ツーリストインフォメーションでもらったプログラムとかには、開会式のスタジアムの場所なんて、一切記載されていないんですよね。もう少し、旅行者に親切でもいいかな、と思います。

そもそもプログラムはツーリストインフォメーションなど数か所でしか配布されておらず、最初のツーリストインフォーメーションの場所はすぐ近くに行くまでわからない仕組みになってます。(トゥクトゥクの運ちゃんも知らない。。。)

実際に欧米人の旅行者の中にはプログラム等を一切もっていない人もいて、ラオス人と同様に雰囲気で動いてました。もっともプログラム時間通りにスケジュールが進行しておらず、開会式は、08:30?とプログラムに書かれているのに07:30?と1時間も前に開始されました。たまたまスタジアムの場所がわからないので早めに場所を確認しようと思って動いていたからいいものの、そうでなければ朝食を食べていて開会式もパレードも見れないところでした。その後のバーシー(伝統的な儀式)まで予定より早く進みました。ラオス要人主体ではなく観客主体(顧客満足)になることが観光の発展には重要ですね。観光分野にはヨーロッパをはじめ、日本なども支援しているようですから、早くベクトルが変わることを期待しています。

 20090221_象祭り周辺図エレファントフェスティバル会場(サイニャブリ)の周辺地図

(2009/02)

サイニャブリ・ルアンパバーン間の道路を再舗装

P2130050P2130051 

  エレファントフェスティバルに向かうために通ったサイニャブリとルアンパバーンを結ぶ国道14号線ですが、簡易舗装されているところもあるのですが、道路はほとんど未舗装道路で、すごい砂埃でした。車がすれ違うと、埃がまきあがり、真白で一瞬前が見えなくなるぐらいです。道路沿いの木や家などのすべて埃まみれです。バスの乗客も慣れている人はマスクをしていました。

IMG_0717IMG_0734

  また、サイニャブリは、ラオスで唯一、メコン川の西側にある県のため、フェリーでメコン川を渡る必要があります。通常は30分もあれば渡れるようですが、フェスティバル開催中は、車の通行量が多いため、行きが1時間待ち、帰りは1時間40分待ちでした。ピークの時間帯では、2?4時間待ちぐらいになったようです。フェリーは3艘あるようなのですが、乾季で川幅が狭く流れが早いため、一艘のみのピストン輸送でした。フェリーには一度に乗用車だと約10台を載せることが出来ます。

2/18付のビエンチャンタイムスによると、サイニャブリ・ルアンパバーンの道路は再舗装が計画されているそうです。2012年までに完成を予定。また、メコン川にも橋の建設が予定されているようです。この橋は予定通りであれば、入札を行い、7月からの建設着工が予定されています。

ですので、あと数年すると、サイニャブリに行くのも、今より格段に快適になるかも知れません。ただし、アップダウンのある山道ですので、路線バスだと坂道は走行速度は10キロ以下となり、やはり時間がかかります。ルアンパバーン・サイニャブリ間は、約100キロで、ルアンパバーンからは約80キロでメコン川のタードゥア港に到着します。ルアンパバーンからタードゥアまではバスで約2時間、タードゥアからサイニャブリまでは約45分です。通常だと路線バスだと3時間~3時間30分で到着します。

サイニャブリのエレファントフェスティバル、記録的な見学者数

ビエンチャンタイムスによると、82,000人の見学客がサイニャブリ県の県都サイニャブリで開催された第3回エレファントフェスティバルに訪れたと報じています。昨年は、パークライで実施されましたが50,000人とのことです。

来年のエレファントフェティバルの会場については、近日開催されるミーティングで議論されるとしています。

見学客については、99%がラオス人で、1%が外国人といった感じでしょうか? ただ、82,000人の見学客をどのように算出したのか算出根拠が知りたいところです。確かに昨年より多かったですが、82,000人もいた?かどうか微妙です。安くて良いので入場券を発行すると正確に数字がわかるのですが。外国人観光客はそのほとんどがホームスティをしているはずなので人数が把握できるはずです。
来年の会場は、県都サイニャブリが最有力候補ですが、メコン川のフェリーが最大の課題になっています。今年は最大6時間待ちになったようなので、桟橋を三か所ぐらいにしたいところです。あと、大型トラックと自動車をわける。公共バスを優先的に通過させるなどの対処が必要だと思います。