地下の川を走り抜ける爽快アトラクション!!(コンロー洞窟)

コンロー洞窟を紹介したいと思います。コンロー洞窟は、カムワン県にある洞窟で、ラオスでも最大規模の洞窟です。この洞窟がすごいのが、大きな石灰質の岩山の真ん中を清流ヒンブン川が突き抜けていることで、洞窟という表現はもちろん正しいのですが、地下河川といった方がわかりやすく、ここをボートに乗って通り抜けることが出来ます。直線距離で4.4キロですが、大きく蛇行しているんでしょう、全長7.5キロにもなり、幅30m、高さ20-100mの地下河川は圧巻です。

途中、およそ中間地点だと思うのですが、ライトアップされた巨大な鍾乳石と石筍の空間があり、闇の中に広がる幻想的な空間を堪能できます。

コンロー洞窟

コンロー洞窟

■ コンロー洞窟の歴史

コンロー洞窟は、すでに16世紀に発見されていたそうですが、実際に最初の調査が入ったのが1995年2月です。その後、2002年1月に最初のボートが入っています。そして、昨年(2008)の11月にフランスの支援により洞窟の巨大な鍾乳石と石筍の空間がライトアップされるようになりました。

■ 行き方

行き方ですが、私自身は、時間的な余裕がなかったので、ビエンチャンから車を手配して一気にコンロー洞窟まで行ってしまいました。専用車で行く場合はビエンチャン市内からだと約5~6時間で行くことが出来ます。車は1泊2日だとたぶん、300-350ドルぐらいでチャーターできるのではないかと思います。4,5人グループであれば60-70ドル程度の負担ですので現実的な選択肢ではないかと思います。

公共バスで行く場合は、ビエンチャンからだと、ラックサーオ行きのバスに乗車して、ナーヒン村で下車して、コンロー洞窟行きのソンテウに乗り換えていくか、タケークからコンロー洞窟行きのソンテウに乗ることになると思います。

あとは、タケークかサバナケット方面行きのバスで国道8号線と13号線の交差しているところで下車して、ラックサーオ行きのソンテウが往来しているので、これに乗り換えてナーヒン村まで行くといった方法も考えられます。いずれにしても、行くのはそれなりに時間もかかり、結構ハードです。

また、ラオ村(ビエンカム)からタケークまでは約100キロありますので、ビエンチャン方面からだと、タケークまで行ってしまうと結果的に戻ることになるのでご注意ください。

ナーヒン村からコンロー洞窟までの道は以前は未舗装で非常に大変でしたが、2008/11に舗装道路が完成し快適に行くことが出来ます。あと余談ですが、国道8号線はラオ村からナーヒン村に向かう際に峠越えがありますが、峠がビューポイントになっており、非常に眺めが良いので、専用車で行かれた場合はぜひ立ち寄ることをお勧めします。

コンロー洞窟

コンロー洞窟国道8号線のビューポイントから景色です。(標高約460m)

■ ボートトリップの実際

コンロー洞窟の入口に着くとボート乗りの手配をしてくれます。一艘2名乗車で110,000KIP(1,222円)です。ライトもチケット売り場のところで有料で貸し出しているみたいです。私は持参していたので借りませんでした。ボートは洞窟の入口にあり、それに乗り込んで暗闇の中に入っていきます。洞窟の中間地点に約15分程度で到着し、30分程度、鍾乳石と石筍が織りなす自然の不思議な空間を堪能することが出来ます。再びボートに乗り約15分で反対側のナータン村に出ます。
ナータン村の休憩場所には飲み物やスナック菓子ぐらいしかないのですが、それらを片手に小休憩して同じルートを戻ります。ただし、行きに通ったライトアップされている鍾乳石と石筍の空間の前は通過しません。所要時間は3時間程度になります。

途中、乾季の場合は川が浅いのでボートから降りて水の中を歩いたりします。川の流れは穏やかですので、足元に注意していれば特に危険ということはありません。水に入りますので、サンダルを履いてくださいね。あと真っ暗なのでライトは必携です。

洞窟内(地下河川)は思ったほどのヒンヤリ感はなく、特に寒いとかいった感じはありませんでした。

コンロー洞窟洞窟の入口です。この石灰質の岩山を川が突き抜けています。

コンロー洞窟

コンロー洞窟

コンロー洞窟

コンロー洞窟

コンロー洞窟

コンロー洞窟なかなか真っ暗な洞窟内の写真を撮るのは困難ですね。
こんな感じで乾季は水が少ないので、何か所かボートを降りて暗闇を歩きます。

コンロー洞窟

コンロー洞窟ナータン村、特に何もなかったです。

■ 宿泊するところ

コンロー洞窟の入口から9キロ手前にサーラーヒンブン(Sala Hinboun) という綺麗なエコロッジがあります。一泊28ドル。ここに宿泊するのがお勧めです。ヒンブン川沿いにあり、まったりと過ごすのもいいものです。もう少し手前にもバンガロータイプのサーラーコンローがあります。

コンロー洞窟

コンロー洞窟

コンロー洞窟

(2009/02)