川沿いの屋台で夕食を楽しむなら

川沿いの屋台で夕食を楽しむなら、ワット・チャン(寺院)前のナイトマーケットから上流に約1キロ、約10分ほど川沿いの歩道を歩いた辺りのシーズンズ・リバーサイトホテル前が屋台街になっています。

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メコン河のナイトマーケットは拡大中

メコン川は、2008年8月にビエンチャンで観測史上でもっとも高い13.68mに達し、ビエンチャン中心部は辛うじて洪水を免れましたが、ビエンチャン周辺地域や中部では冠水し、甚大な洪水被害となりました。このため、韓国が支援し、2009年よりメコン川岸約12キロの護岸工事が行われて整備されました。

メコン川岸はチャオ・アヌウォン公園として整備されています。この公園の西側(上流側)のワット・チャン(寺)の前あたりは夜にナイトマーケットがオープンしています。ここまでは前回(2016/05)に訪問したときと変わらないのですが、ナイトマーケットのさらにメコン河側となるドンチャン通りを渡った一段低いところにもナイトマーケットが増殖中でびっくりしました。まだお店はあまり入っておらずどうなるかわからないです。ここに仮設店舗ならわかるのですが、常設店舗なのでどうなんでしょう?雨季に水位が高くなり2008年レベルになれば確実に冠水します。

IMG_6478新しく建設されたナイトマーケット(2019/01)

IMG_6474 下側のナイトマーケット、店舗もあまり入っておらず閑散としています。

IMG_6469公園内の上側のナイトマーケット(2019/01)

今回(2019/01)、ビエンチャン・ニューワールドと呼ばれているドンチャンパレスのやや上流、マホソット病院前のレストランで夕食を食べました。この辺りも、もともと何もなかったところで、護岸整備により整備されたエリアです。リバービューのレストランやこぎれいな小さなお店が集まったウォーキングストリートがあり、タイにいるような錯覚を覚えます。

ビエンチャン・ニューワールド

ビエンチャン・ニューワールド時間が22時30分と遅いこともあり閑散としてます。(2019/01)

トゥクトゥクの相場

ビエンチャンは経済成長とともにラオス人の自家用車の保有率が増え、ビエンチャン市内は渋滞する一方で、トゥクトゥクは減少しています。それでもナンプ周辺、タラートサオ周辺などで利用することができます。

客待ちのトゥクトゥクは料金をふっかけることが多いので、流れている車両やエンジンが新しいトゥクトゥクを拾うのがお勧めなのですが、なかなか難しくなっています。

以下はナンプ近くのワット・ミーサイにあった外国人向けのトゥクトゥクの協定料金表です。正直、金額は結構高めなので交渉次第で価格は安くなると思います。値段の交渉はトゥクトゥク1台で交渉します。
私なら空港(5キロ)までなら6万キップを5万キップ、LAO-ITECC(5キロ)は8万キップを5~6万キップ、友好橋(19キロ)は15万キップを10万キップ、ブッダパーク往復(片道27キロ)で30万キップを25万キップぐらいで交渉したいです。タラートサオは1キロぐらいしかないので、5万キップはあり得ません。1万キップでは行かないと思うので2万キップでしょう。

参考までに内陸国のラオスはガソリンを陸路で輸送してくるのでどうしても価格が高くなります。

IMG_6671_edited-12019/01撮影

(2019/01)

ビエンチャン観光のコツ

ビエンチャンでは、ぜひのんびりとメコン川からの夕日を見ながら川岸の屋台でビアラオ(もっとも有名なビールの銘柄)で一杯やってほしいですね。これは、対岸のタイ側では味わえないものです。

メコン川の夕日、ビエンチャン、ラオス

ビエンチャンは、首都とは思えないほど町が小さく、観光客はナンプ(噴水)周辺のエリアは滞在しています。ビエンチャンのみの観光の場合は、2日間あると良いと思います。ぜひ観光してほしいところは、ラオスのシンボルとなっているタートルアン(寺院)とパトゥーサイ(凱旋門)、そして、ワットホーパケオ、ワットシーサケットといったところが定番の観光コース。タートルアンはナンプからだと2.5キロと少し離れていますが、基本的に徒歩でも観光が可能です。これと現在はタラートサオ(マーケット)といったところでしょうか?もし興味があれば、生鮮市場のトンカンカム市場なども見学してみるとよいと思います。
 

ビエンチャンの地図、ラオス


そして、郊外にある通称ブッダパークと呼ばれているワットシェンクアンと呼ばれる怪しい仏像のたくさんある寺院に時間があるとぜひ行かれると良いでしょう。ビエンチャンからは、友好橋方面に向かい、友好橋を越えてさらに8キロほどいったメコン川沿いにあります。時間的には、車で約1時間ぐらいかかりますので、見学を1時間程度として、約半日みると良いでしょう。

時間的に余裕がある場合は、ぜひ足を延ばして、日帰りでナムグムダム、一泊二日で景観の美しいバンビエンまで行かれることをお勧めします。

整理すると次のような感じになります。

1日め 午前(タートルアン→パトゥーサイ)、
午後(ワットホーパケオ、ワットシーサケット)、
夕方(メコン川の夕日)
2日め 午前(ブッダパーク)、
午後(タラートサオ、トンカンカム市場など)

空港から市内への行き方

ワッタイ空港にはトゥクトゥクは乗り入れていないので、エアポートタクシーを利用します。市内まで6万キップです。空港から市内までは約4キロ、約10分です。

(注記)以前は、市内までは、6$でしたが、ドルの下落が大きくなったことから、2008年3月頃からキップによる価格表記になりました。6万キップだと約7$になります。

(2019/01追記)
市内までの料金は6万キップで同じです。レートも1ドル=8,300KIPなのでほぼ同じです。約800円です。
市内までは、2018年からエアポートバスも運行するようになったようです。市内中心部のナンプ、タラートサオバスターミナル(中央バスターミナル)を経由しLAO ITECCまでいくようです。料金は15,000KIPです。本数は1時間1本程度なのでご注意を。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAワッタイ空港発の時刻表(2019/01)

ビエンチャンでの両替について

両替は銀行あるいは民間の両替ブースでキップに両替できます。ポピュラーな両替所は、ナンプ周辺であれば、川沿いのファーグム通りに面しているところにあるBCEL銀行の両替ブース。タラートサオ周辺の場合には、タラートサオモールの1階に数箇所、両替ブースがあるので、ここで両替すると良いでしょう。

BCEL銀行は、平日は、08:30~19:00まで、土日は、08:30~15:30までの営業です。タラートサオモールの場合は、周りのお店の営業時間と同じなので、10:00~15:00ぐらいまでと思っていた方が無難です。

もっとも、ラオス国内では、観光客の行くレストランやショップなどでは、USドルやタイバーツが特に問題なく使えますので、特にタイ経由でラオスに来られる場合は、両替せずにタイバーツをそのまま使って問題ありません。タラートサオなどの場合は、観光客の大半がタイ人であり、お店の仕入れもタイからということが多いので、最初からバーツ表記だったりします。ルアンパバーンも同様です。バーツ値段表記でキップの値段がわからなかったりします。

小さなお店や屋台でもUSドルやバーツも使えるかも知れませんが、レートを店員が把握していなかったり、キリの良い数字にレートが切りあがるので割高になったりすることもあります。不要な混乱を避けるためにキップでやり取りした方が無難です。以前は、1ドルがちょうど1万キップ前後で推移していたことがあり、計算が楽だったのですが、最近(2008)は、1ドルが8,700キップぐらいとドルが下落したことにより、計算が面倒になりました。 2019/01現在では、1ドルが8,300キップでした。キップから他の通貨の両替は両替証明書が必要とか面倒なので、最低限の両替で良いと思います。
また、ドルやバーツも使いそうな場合には、両替所でレートをメモっておくと良いと思います。

入国時ですが、ワッタイの空港は、到着ロビーのところに2か所ぐらい両替所があります。友好橋のところにもあるのですが、営業しているかどうか怪しいので、バーツをそのまま持参すると良いでしょう。

実際にラオスに入国する場合の入国税は、10Bと最初からバーツ表記になっています。

(2019/02追記)
実はUSドルやバーツの記載について迷ったのですがとりあえず残しました。補足を書いておきます。

私自身は、ラオスに行く場合は必ずドルを持っていくようにしています。隣国のタイでは日本円で両替していますが、ラオスだと日本円よりドルの方が確実だからです。ルアンパバーンやビエンチャンの銀行の両替所であれば日本円でも大丈夫ですが、私設の両替所だと日本円だと受け付けてくれないことがあります。

ルアンパバーンなどでのオプショナルツアーの代金や布などの高額の工芸品、車をチャーターしたときなどにドルで表記・言われることがあり、その場合、ドルで支払うことができます。ドルは100ドル紙幣のほか、こうしたときの支払いのために1ドル、20ドルなどの少額のドル紙幣を持参するようにしています。ちなみにドルのコインは使えません。

市内のお店や屋台はキップの表記のみなので、キップを持っていないと不便です。ルアンパバーンやビエンチャン以外の場所に行かれる場合は、基本キップしか使えないと思った方が良いので必ずキップに両替しておきましょう。

(2008/05/27, 2019/01)

タートルアン(That Luang)

タートルアン、ビエンチャン、ラオス ラオスを代表するラオス仏教界最高峰の寺院。ラオスのシンボルにもなっています。3世紀のはじめにブッダの胸骨を納めるために建立されたとされていますが定かでないようです。1560年にセタティラート王が都をルアンパバーンからビエンチャンに遷都後、1566年に再建されました。仏塔の四方にはクメール様式の4つの寺院が建設されましたが現在残存するのは、南北の寺院だけです。

その後、1828年のシャムの侵攻、1873年の中国の侵攻により、損傷を受けましたが、1936年に改修されて現在にいたっています。

仏塔の高さは、45mです。毎年11月頃にタートルアン祭りが開催され、全国各地から僧侶が集まってきます。タートルアン祭り最終日に行われる大托鉢は壮観で、タートルアン寺院を中心にタートルアン広場まで托鉢をする人で埋め尽くされます。

パトゥーサイ(凱旋門)

IMG_1750 パリの凱旋門を模して建築された戦没者慰霊塔。 ビエンチャンを代表する建造物の一つで、ビエンチャンというとこのパトゥーサイをイメージする人が多いです。1960年代に米国が新空港を建設するはずだったセメントを用いて建築されています。

パトゥーサイは、内部に入ることができ、中からビエンチャン市内を一望出来ます。

タラートサオは朝に行ってはいけない

 タラートサオは英語では Morning Market、つまり朝市という意味です。タラートサオは生鮮食料品以外の雑貨や電化製品、織物やお土産品などがあります。営業時間はというと、午前10時?午後4時が基本。店支度や店終いするのに30分ぐらいかかるので、実質的なオープン時間は、午前11時?午後3時ぐらいまでと考えて行動した方が無難です。
 土日も営業していますが、日曜日はクローズして店もあるので、土日のいずれかであれば土曜日に行かれた方が良いでしょう。

 これは、2007年4月にオープンしたばかりの隣接するタラートモールという3階建のショッピングモールも同様です。
 

ビエンチャンの国際バスの時刻表

タイ行きの国際バスはタラートサオと道路を挟んで隣にあるタラートサオバスターミナルから出発・到着しています。2019/01現在、バスターミナルはリニューアル中で、交差点近くのコーナーでチケットは売っています。バスターミナルはCBS(Central Bus Station/Capital Bus Station)という名称で呼びたいみたいです。

IMG_6513_edited-12019/01撮影、建設中のビエンチャン中央バスステーション

IMG_65272019/01撮影、工事中のため、入り口部分でバスは発着。

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ビエンチャン発ノンカイ行きの時刻表は以下の通り。料金は、15,000キップ(約205円)です。時間は、07:30, 09:30, 12:40, 14:30, 15:30, 18:00です。

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ビエンチャン発ウドンタニに時刻表は以下の通り。料金は、22,000キップ(約301円)です。時間は、08:00, 09:00, 10:30, 11:30, 14:00, 15:00, 16:30, 18:00です。ウドンタニ側からも同じ時間に出発します。料金は80バーツです。

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ビエンチャン発コンケン行きの時刻表は以下の通り。料金は、50,000キップ(685円)です。時間は08:15, 14:45です。

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そして、ビエンチャン発バンコクの時刻表です。料金は、248,000キップ(約3,194円)です。時間は18:00です。

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(2019/01)