ナムハー自然保護区のトレッキング

ナムハー自然保護区のトレッキングに出かけることにしました。マニチャンゲストハウスで朝食を食べた後に、旅行代理店を訪れたら、当日でも一日トレッキングは大丈夫だというので行くことにしました。手配をお願いしたところは、Hill Tribe Discovery Laos Agencyというところです。Yuranan Guesthouseの中にあります。(マニチャンゲストハウスの通りの並びにあります。)「1DAY TREK In NamHa NPA」で一人300,000キップ(3,750円)でした。ツアー内容は一言でいうと、ジャングルに入ってランチを食べて帰ってくる、というものです。ちなみにNPAはNational Protected Area のことで直訳すると国立保護区です。自然保護区と記事では訳しています。

本来08:30発ですが、すでに予約しているときに08:30過ぎなので、準備をするのにホテルに一旦戻って、1時間遅れの09:30過ぎの出発となりました。

ソンテウに乗車して最初に向かったのは、約1キロのところにあるルアンナムターの市場です。ここでランチの食材を調達するようです。運ちゃんの調達に同行する形で市場を見学しました。

市場で売られている食材は豊富です。また、お惣菜を小皿にもってきれいに陳列されているのが、ルアンナムターの市場の特徴です。ラオスの他の市場では見かけません。

ルアンナムター市場

15分ほど市場で買い物をした後、約20キロ南西にあるナムハー自然保護区に向かいます。道は舗装されているので30分ほどで到着です。ナムハー自然保護区のインフォメーションセンター前でガイドをピックアップし、さらに7キロほど進んだところからトレッキングが開始となりました。

ナムハー自然保護区トレッキングコース

10:35にトレッキングを開始し、ジャングルの中をひたすら登っていきます。アップダウンではなくひたすらアップアップです。1時間15分ほど標高差240m、距離にして1.5キロを登るとランチポイントに到着です。この日、トレッキング開始時点でたぶん20℃ぐらいと涼しかったので登りやすかったと思います。

ナムハー自然保護区トレッキング高低

ナムハー自然保護区ナムハー自然保護区のジャングル

ランチですが、今回は想定外に時間がかかりました。ガイドも苦笑いです。

ランチポイントランチポイント

2008年にも同様にトレッキングに参加したことがありますが、このときは、あらかじめ買ってきた食材をバナナの葉の上に置いて食べるだけだったので、ランチはそれほど時間がかからなかったのですが、今回、火起こしから行って、魚を焼くといったことをするので大変でした。

まず、火がつかない・・・この時期、朝冷え込むと朝もやで山が包まれ午前中はずっと鈍よりとしています。全体的に湿っているので火がつかないみたいです。なかなか種火が焚き木につかずガイドは1時間ぐらい格闘していました。

火起こしに格闘するガイド火起こしに格闘するガイド

標高が約1,000m、雨が降るのではと思うくらい鈍よりとしていたこともあり、気温もぐんぐん下がって16℃ぐらいになってました。焚き火で暖をとらないと肌寒いくらいです。

ガイドは市場で調達したティラピアを塩焼きにし、もう一つ、竹筒に菜の花とラタンの木の芯の白いところ、そしてバナナの花を入れ、塩と唐辛子、水を入れてぐつぐつと竹筒蒸しにしたものを作ってくれました。調理にはなんと火起こしから始まって2時間かかりました。たぶん本当は1時間ぐらいで調理する予定だったんだと思います。

下ごしらをするガイド

ティラピアの塩焼きティラピアの塩焼き

ランチは上述のおかずともち米で食べます。ティラピアの塩焼きは塩加減もよくて美味しかったです。菜の花とラタン、バナナの葉の竹筒蒸しは美味です。味付けは塩と唐辛子だけなのにほんのりと甘くて、クリーミーで食が進みます。

ティラピアの塩焼き

菜の花・ラタン・バナナの葉の竹筒蒸し菜の花・ラタン・バナナの葉の竹筒蒸し

14:30にようやく遅いランチタイムが終了して下山します。1時間40分、約3.5キロほど歩いて、16:10にカム族のチャルンスック村に到着です。下山する頃になると、天気がよくなり、気温も上がってきました。

ここでガイドと分かれ、待っていたソンテウで16:35に街に戻りました。ちなみに2008年のときはヒルにやられたのですが今回は大丈夫でした。

(2019/12)