ルアンパバーンからルアンナムターに行く(2)

ルアンパバーンからルアンナムターまでは約310キロ、所要時間は8~9時間です。

ルアンパバーンからの8時に出発したミニバスはメコン川に沿って20キロほど北上し、途中からメコン川の支流のナムウー川の上流に向かって走行していきます。途中、ナムウー川に出来たダムが右手に見えます。このダムが出来たのでノンキアウからルアンパバーンへのボート旅が出来なくなってしまいました。

P1030517_edited-2復路で撮った写真なので左手に見えています。

最初のポイントとなるのがパクモン(Pak Mong)という町です。ノンキアウ方面とウドムサイ、ルアンナムター方面との分岐点にある町です。この町で運転手は少し早いランチ休憩をとります。11:00に到着し11:25に出発しました。ランチを運転手や乗客と一緒に食べても良いですが、ここから山道となり蛇行が厳しくなるので乗り物酔いしやすい人は少しお腹が空いても我慢した方が良いと思います。やることがないので、ミニバスの中で大人しくしてました。

この休憩の前には、10時頃に1回、ガソリンスタンドのところでトイレ休憩がありました。休憩は不規則なので行けるときに行った方が良いと思います。一応、朝から水分は最小限にし、乗り物酔いの薬をしっかり服用しました。

パクモンの次のポイントがウドムサイになります。ウドムサイの新バスターミナルまでは77キロです。パクモン、ウドムサイ間は一気に蛇行しながら大きく2つの峠を超えていく道になります。道は舗装されていますが、右に左に振られます。今までは元気だった乗客も前後で乗り物酔いしてビニール袋に吐いてます。GPSやGoogleマップで高度を見るとパクモンの標高が380mぐらいで、峠の標高は1,280mぐらいです。900mぐらいアップダウンすることになります。ウドムサイの標高は650mぐらいのようです。

20191229_ルアンナムターまでの高度

途中、峠を下るところでトラブル発生です。ウドムサイ側から登ってきていた車を積んだ大型トレーラーがカーブで動けなくなっており、登り、下りとも動けなくなってしまいました。これは長時間動けないかな、と覚悟していたら、ミニバスの運転手が状況を確認して乗客を全員降ろして、未舗装の路肩部分を強引に突っ切る形でトレーラの脇を抜けてきました。

立ち往生する大型トレーラー

ミニバスはこうしてウドムサイの街中にある旧バスターミナルに13:40に到着しました。バスは パクモン・ウドムサイ間は12:30頃に山道の途中の空き地のようなところでトイレ休憩をしました。ここは、ガソリンスタンドでなかったのでトイレはなく草むらの中に用を足してました。この辺り、ラオス旅行の厳しいところです。

ウドムサイを過ぎるとやっと最終目的地のルアンナムターが見えてきます。ここから115キロで、さらに4時間近くかかります。途中、景観に似合わない中国が建築中の鉄道の高架などが何箇所も見えます。すれ違う大型トラックは中国のものばかりです。16:30分過ぎにルアンナムターの新バスターミナルに到着しました。所要時間8時間30分です。途中、峠のトラブルがなければ16時ぐらいに到着していたと思います。ウドムサイで乗客が半分ぐらい降りたこともあってか、ウドムサイ~ルアンナムター間はトイレ休憩がなかったと思います。

建設中の高架

ルアンナムターの新バスターミナルはルアンナムターの街の中心から9キロ、車で20分のところにあります。停車していたソンテウで市内まで1台二人で50,000キップ(625円)でした。ソンテウは1台しか停車しておらず、お兄さんが仕切っているので値段の交渉の余地はありません。ちなみに値段は適正だと思います。

ルアンナムター新バスターミナル

なんとか、この旅で一番大変だった移動を乗り切りました。

(2019/12)