１１月下旬から１２月初旬にかけてタイの政情混乱の末、昨年12/15に特別国会で首相になった民主党のアピシット・ウェーチャチーワ(Abhisit Vejjajiva)氏が1/23（金）にラオスの首相ブアソンブパワン氏の招待を受けて公式訪問する予定になっています。今回のラオスの訪問がアピシット首相の最初の外遊先になります。最初にラオスを訪問するのが慣例になっていますね。
なお、タイのアピシット首相は、その後、2/5-7の日程で日本を訪問する予定になっています。
2007年に「Stand by Me」の懐かしいメロディがベースとなっている「Beatiful Girls」で全米をはじめ世界的ヒットとなった、ジャマイカのレゲィ歌手のショーン・キングストンがなんとラオスにやってくるそうです。名前は知らなくても、曲を聞いたことがあるはず。（ラオスにずっといる人は微妙・・・）
さて、今回の来ラオスは、携帯電話のTigo（昔はTangoって言ってました）で知られるミリコムラオ社の２周年記念の特別感謝コンサートとして企画されたものです。昨年の１周年のときには、韓国の男性５人のアイドルグループ「パラン」がやってきました。このときは外国人アーティストとしてラオス最大動員数だったって、いささか大袈裟に韓国のメディアが書いていたみたいですが、正直言って、そんなにすごくはないです。
コンサートは、２月８日（日）、ラオアイテックの駐車場を会場にして開催されます。当日は、ラオポップス界を代表するセルズ、モダンダンス、そしてアイドルズ、キミーなどが前座して歌を披露します。こっちの方がラオポップスファンとしては楽しかったりします。
コンサートチケットですが、TigoのSIMカードを買って、VIPエリアだと10万キップ、一般エリアだと2万キップです。ただ、買った金額分を、そのままTigoの携帯電話にチャージしてくれるので、実質Tigoユーザは無料で見れるという仕組みです。Tigoの販促プロモーションですね。
ただ、今回は共同スポンサーにコンビニのＭポイントマートが入っているので、Tigo以外のユーザは、VIPが15万キップ、一般は3万キップでチケットをＭポイントマートで購入できるみたいです。
どれだけ、ラオス人観客が乗れるのか、興味深いものがあります。
ミリコム社は、途上国を中心に携帯電話プロバイダとして進出していて、アジアだとラオス、カンボジア、スリランカに進出しているようです。
中国からの強い高気圧の関係で寒気団が停滞していて、ビエンチャンはこの１週間ずっと寒い日が続いています。今日も午前６時過ぎに自宅の庭で気温を測ったら、10.5℃でした。ラオス気象庁の発表だとビエンチャンは昨日も今日も11℃、シェンクアンは冷え込みが厳しく、昨日が1℃、今日は0.8℃となっています。ルアンパバーンは、昨日が8℃、今日が8.3℃です。最高気温も上がらず、ビエンチャンは昨日は24℃となっています。
ラオス人も、この寒さと日の出がビエンチャンで6:44と遅いこともあり、全体的に遅めの出勤になっています。服装的にはどんな感じかというと、私の場合は、ワイシャツ、ジャージ、その上に薄手のヤッケを着込んで、首にフリースのマフラーをして出勤です。
この寒さですが、今日で峠を越しそうで、週末から少しずつ暖かくなり、来週半ばぐらいには汗ばむ陽気が戻ってきそうです。
寒いときに書いておかないと忘れてしまうのですが、寒いのが苦手の人は、この時期に旅行する人、ラオスで生活する人は暖かい洋服を忘れずに持参して下さいね。フリースとかが非常に重宝します。
米国のヘリテージ財団と米国のウォールストリートジャーナルが発表した２００９年度の世界１７９カ国の口、地域の「経済自由度」ランキングでラオスは１５０位となっています。このランキングは、貿易政策、金融制度、外国投資、通貨政策などの１０分野を指数化しているものです。
ラオスは司法が独立していないこと、著作権システムがなく、知的財産権法案が未だ保留のままになっていること、、汚職が横行しており悪化していること、金融システムが不十分であること、などが問題視されています。
今回の寒さでタイ北部・中部などでは、１?３℃と零度近くまで下がったため、バンコク週報やnewsclipなどが伝えるところによると、中部アユタヤ県で71歳の僧侶が凍死、中部ロブリ県で41歳の男性、中部サラブリ県で28歳の男性が、北部チェンライ県で37歳の男性がそれぞれ凍死しています。
タイ気象庁では、中国から張り出した高気圧により冷たい空気が南下し15日まで続くとしています。
ラオスでもサムヌアが1.4℃、ビエンサイが2.1℃、シェンクアンが4.3℃と北部を中心に厳しい冷え込みが続いています。山岳部はほぼ零度でないかと思います。タイ気象庁は、15日までと見ていますが、どうも今週いっぱい(1/18まで)はこの寒さが続きそうです。
昨日、今日と記録的な冷え込みになっていますが、ラオス気象庁によるとジャール平原のあるシェンクアンは、なんと昨日(1/11), 今日(1/12)とも最低気温は１℃まで下がっています。山岳部は、零度を下回っていたところもあるのではないかと思います。最高気温もシェンクアンでは、1/10は15.8℃までしか上がっていません。
主要地の最低気温は以下のようになっています。（ラオス気象庁発表による）
| 場所 | 2009/01/11 | 2009/01/12 |
| サムヌア | 01.4 | 02.5 |
| シェンクアン | 01.0 | 01.0 |
| ウドムサイ | 11.0 | 12.5 |
| ルアンナムター | - | 08.0 |
| ルアンパバーン | 08.8 | 09.4 |
| ビエンチャン | 10.5 | 10.8 |
| タケーク | 05.2 | 07.6 |
| サバナケット | 08.8 | 09.0 |
| パクセー | 12.7 | 13.3 |
この寒さはブログにも書きましたが、今週いっぱい続く見込みです。 ＭＳＮの天気予報。
この寒さは、お隣タイも同様でタイ東北部のルーイ県では、プークラドゥン国立公園では零下近くまで下がってため、観光客が霜で覆われた景色を楽しんでいるといったことが newsclip.be で報じられています。
タイ東北で記録的な寒さ、観光客が霜見物
http://www.newsclip.be/news/2009112_022133.html
昨シーズンのラオスにおける観測気温の最低気温は３℃だそうです。
年末年始を含め、ビエンチャンでは最低気温が15℃以上の暖かい毎日が続いていましたが、明日(9日)あたりが冷え込みはじめ、土曜日以降は、最低気温が12月初めの12℃ぐらいまで下がりそうです。
企業、銀行、税部署などのシステムを電算化によりリンクさせる徴税システムをあらかじめ確立させる必要があるとして、延期されていた付加価値税（ＶＡＴ）ですが、2009/01/01付導入したようです。ビエンチャンタイムスによると、当面は、50億キップ（約5,550万円）以上の資本の大手企業が対象で、電気、水、ビール、飲料水、燃料などが適用対象になるようです。ビアラオは１ケースあたり2,000キップ値上がりしたそうです。付加価値税ですが、税率は10%になっています。
世界経済の悪化で歳入確保のためにＶＡＴ導入を急いだのでしょうか？ＶＡＴの導入のためには、正確な物品販売記録データが必要ですので、きちんとしないと、10%値上がりして、税金は納めずに業者の懐に、といった感じになりそうです。ラオス国内ではほとんど電算化が行われておらず、電算化のためのコンピュータ技術者も皆無です。ラオスで銀行や電話会社などで稼働しているシステムの大半はタイやベトナムの技術者のサポートを受けてなりなっている状況のようです。
