ラオス鉄道開通、日本が物流拠点構想も

私の読んだメディアの情報の中では、もっとも適切な記事だと思います。開業時期等についてもタイ側、ラオス側の当局の認識の違いがそのままか書かれています。この記事を読むと、とりあえず、ノンカイ駅とタナレーン駅間のみで近日中に運行するのかな、と思います。

 

ラオス鉄道開通、日本が物流拠点構想も[運輸] インドシナ経済ビジネス情報
http://news.nna.jp/free/news/20090306icn001A.html

タイ側は面目にかかわるので、できるだけ曖昧に済ませたいところでしょう。国際的には、昨年の空港封鎖といい、タイはやっぱりまだ、ちょっと・・・と思われてますからね。タイ側は記念切符も作っているしね。

ラオス・タイの国際鉄道サービスが公式オープン(2009/3/5)

ラオス初の鉄道、公式開通式  今日、ラオス・タイ間で、ラオスとタイを接続するラオス初の鉄道の公式開通式が行われています。言い方が難しいのですが、運行が開始されたわけではなく、いつでも運行してもいいよ、という状態に公式になったということです。運行開始時期は、現時点では未定で、近日中としか書けません。メディアの方も記事を正確に書くのに苦労すると思います。

理由は、ビエンチャンタイムスによると、タイ側のチェックポイント(出入国審査)の準備が出来ていないため、とのことです。チェックポイントオープンにあたり、国会での承認が必要とのことで、タイではご存じの通り、政情不安であったため、遅れているというのが今朝(3/5)のビエンチャンタイムスの報道でした。 運行開始時期等についてはラオス当局はコメントを避けています。タイ側のメディアもこのビエンチャンタイムスの記事を引用している形です。

式典は、シリントン王女は07:00にウドンタニから列車で、アビシット首相は陸軍用機で、ノンカイに到着し、タイ側からは、シリントン王女、アビシット首相、カシット外務大臣、チャーンチャイ工業大臣ら、 ラオス側はブンニャン副大統領、トルトン外務大臣、ソマート公共事業・輸送大臣らが出席してノンカイ駅で07:45から行われたようです。

その後、特別列車は第1友好橋を渡り、メコン川を越えてラオスに10:00ちょうどに到着。その後、同様にラオスのタナレーン駅にて、式典が行われました。式典は、というより、鉄道が公式開通するということ自体、ラオス国内では事前にアナウンスがされていないため、関係者のみが知る形になっており、見学客などはほとんどいなかったようです。

シリントン王女は、その後ビエンチャン市内に入る途中にあるタイのTOAペイント工場をご視察され、その後市内に入り、図書館などをご視察されたようです。

今日の午後以降のラオスのテレビでニュース報道していますので、ラオス人にも知られることになりましたが、もともとビエンチャン市内から20キロ離れているタナレーン駅までですので、インパクトがなく歴史的なイベントのわりに関心が非常に低いです。

  タイのノンカイ駅からラオスのタナレーン駅までは、5.3キロ、友好橋の中間地点(国境)からタナレーン駅までは2.6キロです。新聞報道などで3.5キロとなっているのは、タナレーン駅からさらに900m先まで線路が敷設されているためです。この辺り、ちょっとわかりにくいので注意が必要ですね。タイの支援により敷設された合計が3,500mということです。

友好橋 友好橋は、1994年4月8日にオーストラリアの支援で建設されました。建設当初から、鉄道が通ることが計画されており、「鉄道道路併用橋」となっています。2004年3月20日にタイとラオスの間でタナレーンまで線路を延長するための調印が行われ、2007年1月19日より、正式に建設が着工しています。

資金調達は、タイ側から無償供与と借款(低金利融資)を組み合わせて、1億9,700万バーツ(約6億円)となります。このうち、5,900万バーツ(30%)が無償、1億3,800万バーツが借款(70%)となり、近隣諸国経済開発協力庁(NEDA)を通じて拠出されています。

当初、2008年4月18日に開業が予定されていましたが、翌月に延期となり、一時期、日本のメディアでも、ラオス初の鉄道として、2008年5月運行開始が伝えられました。その後、様々な手続き上の問題で運行開始がされませんでした。

2008年7月4日?15日まで、ノンカイ・タナレーン間で試運転が開始され、2008年10月頃には、とりあえず、公式開通式を行わなくても、ソフトオープンの形で、運行が開始されるかと思ったのですが、結局、運行されず、今日、公式開通式が行われましたが、未だ運行開始(営業開始)は未定となっています。

鉄道ですが、ノンカイ駅・タナレーン駅間を一日2往復が予定されています。所要時間は15分です。運賃は、2等車が80バーツ、3等車が20バーツとなる見込みです。1日に500人の乗客を見込んでいます。

時刻については、未だ公式にアナウンスされているものはありませんが、列車番号69/70が次のように運行する見通しです。午前にタナレーン駅に到着した列車は一旦ノンカイ駅に戻り、夕方、もう一度戻ってくるといった感じになると思います。ですので、タナレーン発10:05は、ノンカイ駅で終点になりそうです。

  • ノンカイ 09:10発、タナレーン 09:25着(バンコク20:00発、ノンカイ08:25着) 列車番号69
  • タナレーン 10:05発 ノンカイ   10:20着
  • ノンカイ   16:20発 タナレーン 16:35着、
  • タナレーン 17:20発 ノンカイ 17:35着(ノンカイ18:20発、バンコク 06:25着) 列車番号70

(本当にあくまで予想ですが)10:05発は10:20にノンカイに到着しますが、ノンカイから連結する列車はないので、列車の旅をする場合は、13:03発のナコンラチャシマ行きに乗り継ぐ必要があります。

将来のタナレーン駅からビエンチャンまでの延伸計画については、タイ国鉄とラオスとの間で合意が得られているとのことです。

今回のタナレーン駅までの公式開通式は小さな一歩ですが、ラオス国内では、将来計画として、ビエンチャンから中部のカムワン県のタケークまでや、中国国境のボーテンからルアンパバーンまでの鉄道構想があります。そうした偉大な一歩になることを期待したいですね。
歴史的には、フランス統治時代に、荷物運搬のために鉄道を計画し南ラオスのシーパンドンのコーン島とデット島に線路の敷設跡があります。

でも、やっぱり、正式開通と同時に運行(営業開始)してほしかったですね。

ラオス初の鉄道、営業開始はいつ?

現在、07:30にノンカイ側でタイのシリントン王女、アピシット首相、カシット外務大臣、チャーンチャイ工業大臣など、ラオスからブンニャン副大統領らを招いての鉄道サービスの開通式が実施された模様で、まもなくラオス側のタナレーン駅でも開通式が行われる予定です。

昨日、タイ当局筋の話として、明日金曜日から一般乗客が利用できる見込みと書きましたが、ビエンチャンタイムスによるとラオス側は、未だにいつから乗客が利用可能になるか把握していないようです。ラオス側の懸念としては、タイ側のチェックポイント(イミグレ)について、タイ国会の承認が必要になるのですが、昨年のタイの政情不安の関係で遅れていて、その準備がどうなっているかわからない、ということだ思います。

(追記)

ラオス側(タナレーン駅)も(見た目は)全く準備していないとのこと。つまり、いつから営業するかわかりません。

さて、どうなるんでしょうか・・・・ 本当に疲れますね。タイ、ちゃんとやってね。

ラオス・タイ国際鉄道公式開通式のため友好橋09:30-11:00まで閉鎖

友好橋ですが、明日の公式開通式のために、09:30から11:00の間閉鎖されます。陸路でタイに行こうとされる方、ご注意ください。

先の記事で、特別列車は09:00と書きましたが、09:30発だと思われます。

ラオス初の鉄道、明日、正式開通式

lao-railways-logo 歴史的なイベントだと思っているのは、おそらく外国人だけかも知れません。ラオス人は、みんな無関心です。さて、それは置いておいて、明日いよいよ正式開通式が予定通り開催される予定です。ラオス初の鉄道で、それがメコン川に架かる友好橋を越えてくるラオス・タイの国際鉄道ですからよく考えるとすごいことです。

開通式典には、ラオスからブンニャン副大統領が、タイからシリントン王女が出席する予定になっています。ノンカイ 09:00発の特別列車でタナレーン駅で09:15に到着し、式典が行われる模様です。なお、一般乗客が利用可能になるのは、金曜日の見込みです。

1日4便、(タナレーン発2便、ノンカイ発2便)運行され、1日500名の乗客が見込まれています。所要時間15分、運賃は20-80バーツです。先日お伝えした、列車番号69/70のほかにもう1往復あるはずですが、現時点でスケジュールが把握できていないです。

もともとは、2008年4月18日に開通する予定でした。線路は完成しているのに遅れに遅れましたね。友好橋は、1994年に建設当初から列車が通過できるように「鉄道道路併用橋」として建設されています。タイからの1億9,700万バーツ(約6億円)の支援により線路が敷設されています。延伸した線路は合計3,500mになります。

ボーダーパスの旅行者のラオス国内旅行に便宜

ビエンチャンタイムスによると、政府はボーダパス所有者に対して、旅行会社のパッケージツアーに参加しているなら、国内の他県への移動も許可するようにしたとのこと。

これにより、タイ人でボーダーパスを所持する人が、ツアーに参加している場合は、ビエンチャン特別市だけでなくルアンパバーンなどに行くことが可能になるようです。観光促進策ですね。パスポートを所有する日本人には関係ないのですが。

2007年の統計によるとラオスを訪問した外国人は、162万人。そのうちタイ人が95万人と全体の58%を占めています。この95万人のタイ人の内訳をさらに見ると、51万人がパスポート、44万人がボーダーパスで入国しています。ビジネスで往復する人も多いでしょうが、潜在的な需要があることは明らかです。ちなみに日本人は、わずか3万人です。お隣タイへは2007年は、124万人訪れています。

電力消費がピーク時は地方の電力をカット

うーん、と思いながら読んでいたのですが、ビエンチャンタイムスによると、ビエンチャンタイムスの取材に対して、ラオス電力公社(EDL)は、先週末のような大規模停電(ビエンチャン特別市、ビエンチャン県、シェンクワン県、ルアンパバーン県での広域停電)への対策として、夜間6時?9時の浄水施設以外の工場の操業停止を求めています。ここまではわかります。

これでダメな場合は、縫製工場などは損失が大きいし、都市部(ビエンチャンやルアンパバーン)の電力を確保するために、地方の電力をカットしてしまうようです。

ボケオとチェンライを結ぶメコン川橋が延期

ラオスとタイを結ぶ4番目の橋として、北部のボケオとタイのチェンライを結ぶ橋の建設が計画されていますが、今年5月から建設に着手予定が、タイ側の予算の関係で年末まで延期になっています。

今週の木曜日(03/05)に正式運行、ラオス初の鉄道

今週の木曜日(03/05)にタイ東北のノンカイと友好橋を渡ってすぐのところにあるラオスのタナレーン駅の5.3キロ(ラオス内2.6キロ)を結ぶ、メコン川を越えるラオス初の鉄道が正式運行する予定です。

開会式典には、ラオスからはブンニャン副大統領が、タイからはシリントン王女が出席予定になっています。

ラオスのタナレーン駅から1日2本、タイのノンカイ駅から1日2本、それぞれ運行する予定になっており、所要時間は15分、運賃は、タナレーン駅とノンカイ駅の間は、2等エアコンで80バーツ、3等で20バーツの予定です。上り下り、それぞれ1本がバンコクまで運行され、以下のようなスケジュールで運行される予定です。
また、列車の運行時間に合わせて、タラートサオからバスが運行される予定になっています。

  • 列車番号70が、タナレン 16:15発、ノンカイ 18:20発、バンコク 06:25着
  • 列車番号69が、バンコク 20:00発、ノンカイ 08:25着、タナレン 10:05着

運賃、時刻については異なる可能性があります。あらかじめご了解ください。

お洒落なTrue Coffeeがついにビエンチャンにもオープン

トゥルーコーヒー(True Coffee)  タイの大手通信会社のTrue(トゥルー)がフランチャイズ展開しているお洒落なコーヒーショップ「True Coffee(トゥルーコーヒー)」がついにビエンチャンに上陸し、オープンしています。昨年(2008)からバンコクを中心に店舗を展開しているようで、タイのバンコク都内の大学のキャンパス内やサイアムスクエア、サイアムパラゴン、カオサン、そしてプーケットなどに展開しています。

今後、ラオスでもルアンパバーンに出店を計画しているようです。

コーヒーはタイと同じだとするとチェンマイ産のものを使っています。コーヒーは、アイスコーヒーなどのレギュラーサイズが16,000KIPだったと思います。

場所ですが、ナンプ広場前のセタティラート通りを西(空港方面)に150m、徒歩2分のところの右手角にあります。大通りに面して目立っているのですぐにわかるでしょう。トゥルーコーヒー(True Coffee)

  インターネットも当然出来て、インターネットカフェと無線LANのどちらにも対応しています。

インターネットカフェは、料金は、

  • 1時間 8,000KIP
  • 2時間 15,000KIP
  • 4時間 30,000kIP
  • 10時間 75,000KIP
  • 20時間 140,000KIP

となっており、1ヶ月間有効です。ユーザIDとパスワードがもらえるはずです。

無線LAN(Wifi)は、料金は以下の通りとなっています。

  • 1時間 25,000KIP (1か月有効)
  • 2時間 45,000KIP (1か月有効)
  • 4時間 85,000KIP (1か月有効)
  • 10時間 220,000KIP (2か月有効)
  • 20時間 450,000KIP (2か月有効)
  • 30時間 700,000KIP (3か月有効)

トゥルーコーヒー(True Coffee)

旅行会社があったところだったので、リニューアルしていると思ったのですが、True Coffeeが出来るとはびっくりです。少しずつお洒落な町に変わっていきそうな予感です。

http://www.truecoffee.com/ トゥルーコーヒー(True Coffee)