国民の豊かさを示す指数、ラオスは113位

国連開発計画(UNDP)が10月5日に「人間開発報告書」を発表しています。この報告書の中で示されている2007年人間開発指数(人間の豊かさ指数)で、ラオスは113位となっています。1位がノルウェー、2位がオーストラリア、3位がアイスランド、日本は10位、米国は13位です。ラオス周辺国は、タイが87位、中国92位、カンボジア137位、ミャンマー138位となっています。

この指数は、国ごとに人間開発の達成度を示す指数で、以下のデータに着目して算出されるもので、人間の豊かさ、あるいは国の住みやすさということになります。

  • 平均寿命
  • 成人識字率、総就学率
  • 一人当たりの国内総生産(GDP)

ボートレースフェスティバルとメコン川の怪火(火の玉)

ビエンチャンタイムスによると、昨日(10/05)に開催された今年のビエンチャンのボートレース大会は劇的だったようです。過去3回優勝経験もあるサイタニー地区のHadkiengチームを予選で敗れ、ダークホース的な存在的だったハーサイフォーン地区のタナレーン村のNoy-Ithilitチームが接戦を制し勝者となりました。

また、メコン川とグム川の合流地点周辺でオックパンサーの夜(10/04)にみられるメコン川の火の玉(バンファイパヤナーク)ですが、今年は、50個ぐらいあがったようです。昨年は200個以上だったと思うので今年は少なかったみたいです。この火の玉はノンカイ側とラオス側の両岸から見ることが出来ます。また、タイのウボンラチャタニ県でも見ることができるそうです。タイのノンカイ県では、約30万人の見物客が集まったそうです。

そもそも、今年は、オックパンサーが少し早いので火の玉があがらないかも?と密かに思ってました。

ラオス、台風16号の影響で3人の死者と20人以上の行方不明者か

ビエンチャンタイムスが、先週の台風16号から変わった熱帯低気圧の影響により、3人の死者と少なくとも20人が行方不明者となっていることを伝えています。熱帯低気圧の通過に伴い、南部のセコン、アタプー、サラワン、サバナケットに洪水被害が出ています。特にセコン、アタプーの洪水被害が大きく、アタプーの洪水被害は、1968年以降の最悪の状況であると地元メディアが報じていることを伝えています。

明日(10/05)、ビエンチャンはボートレースフェスティバル

10/04(日)はオックパンサーで、日曜日と重なった今年は各地の寺院に多くの信者が訪れたと思いますが、明日、月曜日は、ボートレースフェスティバルが開催されます。ビエンチャンでは、伝統的なボートレースが男子が14チーム、女子が6チーム、そしてスピードボートが6チーム参加する予定のようです。賞金は、3位が400万キップ(約4万5千円)、2位が500万キップ(約5万5千円)、1位が600万キップ(約6万6千円)となっています。

来月、日メコン首脳会議を東京で開催へ

10月3日にカンボジアのシェムリアップ(アンコールワットがある町)で第2回日メコン外相会議が開催され、日本からは岡田外相、ラオスからはトルトン副首相兼外相が出席しています。

岡田外相からは、今後もメコン地域の発展に貢献していくとの立場を表明しています。

この会議の中で、岡田外相から日メコン首脳会議を11月6日および7日に東京で開催することを正式発表しています。また、日メコン外相会議を今後定例化していくことでも合意されています。

ラオス・中国間の国境策定に着手

ビエンチャンタイムスによると、ラオス、中国の2国間は、両国にまたがる505キロの国境の境界線を明確する作業に2010年に着手するようです。国境の境界線を明確にし、その法的文書を策定するとしています。

双日、日鉄鉱業と共同でラオスでの銅の探鉱権を取得

双日株式会社が、日鉄鉱業株式会社と共同でラオスの首都ビエンチャンの西100キロに位置するムン地区(タイとの国境沿い)の銅鉱床の探鉱権を取得する契約を締結したことを10月1日付で発表しています。日本の企業がラオスで銅鉱床の探鉱権を取得したのは初めてとのことです。

ラオス政府から9月15日に承認を受けています。事前調査、探鉱、事業化調査をそれぞれ2年かけて実施し、調査結果が良好であれば、事業化に乗り出すようです。

ラオス、台風16号で少なくとも3名死亡

ビエンチャンタイムスなどによるとフィリピン、ベトナム中部を直撃した台風16号は、その後、ラオスで熱帯低気圧に変わりラオス南部を直撃しましたが、この熱帯低気圧によりサバナケットで2人、アタプーで14 1人が死亡したことを非公式の報告として伝えています。今回の熱帯低気圧に伴う豪雨でセコン川が洪水、セコンとアタプーの道路が冠水により寸断されたことを報じています。国道16号線が大きなダメージを受けた模様です。

非常に自然災害が多くてつらいですね。台風16号の後は息もつかせずにサモア沖、スマトラ沖の地震です。台風も17号、18号と発生しており、17号がフィリピンのルソン島に向かっています。

(追記)

ビエンチャンタイムスは当初少なくとも16人の死亡を伝えていましたが、その後アタプーの死亡者を1人に訂正したようです。

台風16号は熱帯低気圧となり南ラオスで停滞

台風16号は、すでに熱帯低気圧となり、9/30 日本時間で15:00現在、南ラオス(サラワン県)に停滞しているようです。今後ゆっくりと進路を北西にとりタイ東北部に抜けていく模様です。すでに、南ラオス(セコン県、アタプー県など)やタイ東北地方に大量の雨をもたらし、各地で洪水などの被害が発生している模様です。


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10月4日(日)がオックパンサー(仏暦上に雨季明け)で翌日、ビエンチャンを初めとしパクセーなどでもボートレースフェスティバルが開催される予定のはずですが、無事に出来るのか心配です。

この時期、雨季の終わりでもともと川の水位が高いので、こうした豪雨があると一気に水害となります。

台風16号、ベトナムに上陸し死者23人に

大型の台風16号の直撃によりフィリピンで29日現在、台風の死者数は240人、行方不明者が37人となっています。この台風は29日午後、ベトナムの中部のダナン付近に上陸し、豪雨や強風により少なくとも23人が死亡、7人が行方不明であると報じられています。この台風は先に書いた通り、30日未明にはラオス南部のパクセーの西を通過中です。