ラオス、新型インフルエンザ感染確認31人

16日にビエンチャンで4人の新型インフルエンザが確認されており、17日現在31人となっています。このうち21人がビエンチャンで確認されており、シーサッタナー地区の私立学校で5人確認されているため、シーサッタナー郡の私立学校は17日より当面の休校になっているようです。

日本でも感染拡大が止まらず、19日現在で4,000人を超えたようです。15日で3000人を超えてからわずか4日間で1000人増えています。また、ラオスの隣のタイでも15日現在、4,500人となっており、タイでは死者は20日現在、27人となっています。日本での死者は0人です。日本もタイも夏の暑い中、タイは雨期、日本も梅雨明けながらも雨が多い中で感染が拡大しており、今までの私たちの常識が崩れている感じです。

ラオスでも部分日食が見られます

日本では、国内では46年ぶりになる皆既日食が鹿児島県のトカラ列島などでみられ、日本全国でも部分日食が見られることからちょっとした日食ブームになっています。実はラオスでも、雨期なので雲が多くて微妙ですが、見られます。

日食は、2009年7月22日(水)でラオス、ビエンチャンでは日食の始まりは7時5分で、最大になるのは8時7分で日食率は64.7%です。食の終わりは、9時17分となります。最大の日食率ですがルアンナムターで75.5%、ルアンパバーンで71.4%、サバナケットで58.7%、パクセーで53.3%となっています。北に行くほど日食率が高くなります。お天気が良ければ、急にかなり暗くなりますので北部の山岳民族の人はびっくりするかも知れません。

日本は東京では日食率が最大74.9%で、鹿児島県のトカラ列島で皆既日食(100%)となります。ラオスのお隣のタイのバンコクで42.2%です。

ただ、十分に注意してほしいのは、日本のメディアではかなり注意を呼びかけていますが、直接太陽を見たり、下敷きやサングラスなどで太陽を見ても、虫眼鏡で火をつけられる原理でわかるとおり、網膜を焼いてしまう危険性があるということで決して直接太陽を見ないようにしてください。国立天文台では、ピンホールを利用したり、木漏れ日を利用して日食を見る方法などを紹介しています。

私も同僚のラオス人とかに教えてあげたいのですが、万が一目を傷めると大変なことになるので教えないことにしました。くれぐれもラオス人に教えてあげる場合は、太陽を直接見ないように十分に伝えてください。

海外から教えられた「日本の看護」

5月17日放送の「走れポストマン」は、産経新聞社の明美ちゃん基金(先天性心臓病などで苦しむ子供を救うために産経新聞社が提唱して設立された基金)により治療されたスッパダーちゃんのその後を追うといった内容でした。スッパダーちゃんは、2005年に重い心臓病(肺動脈スリング)で生後11カ月で日本に来て手術をしました。

このスッパダーちゃんのお母さんのダオポンさん(34歳)が派遣されている青年海外協力隊からの連絡により地元ウドムサイの看護学校で「日本の看護」について講演したという話が7月17日付の産経新聞に取り上げられています。

ラオスには、2009年5月31日現在、34名の青年海外協力隊員が派遣されています。そのうち28名が女性です。保健医療、教育、村落開発といった分野に多く派遣されています。特に保健医療サービスの改善はラオスに対するODAの重点分野となっており、多くの協力隊員が派遣されているようです。日本とは死生観や衛生概念などが違うため、急に変わることは困難だと思いますが、一滴の水が川となり、大河となっていくように、少しずつ保健医療サービスが改善されていくとよいですね。頑張ってください。

SEAゲームスタジアムがほぼ完成

ラオス初の国際大会となる第25回SEAゲーム(東南アジア競技大会)が12月に開催されますが、そのメインスタジアムの建設がほぼ完成したようです。メインスタジアムは市内から北東に16キロ行ったところにあります。国道10号線と13号線を分岐点を右に折れて13号線を少し行ったところにあります。

このほか12の新しいホテルの建設中のようです。

新型インフルエンザ対策でビエンチャンの私立学校が休校に

ビエンチャンタイムスによると、ビエンチャンのシーサッタナー地区の私立学校が新型インフルエンザの拡大を防ぐために1週間以上休校することにしたようです。これは、感染拡大を防ぐために、タイ側のノンカイと共同で対策を講じた結果のようです。

今回、公立の学校は閉鎖しないようで、理由は、私立の学生は裕福な家庭が多いため、タイなどに出かける人が多くリスクが高いと判断されたようです。ビエンチャン事情に沿った現実的な対策と言えるかも知れません。

タイでは、バンコク都内の小中高435校、職業学校13校、託児所200ヶ所が15?19日に休校・休園となっています。また、タイの新型インフルエンザ確認者数は、15日現在、4,469人となっています。ちなみに日本の新型インフルエンザの感染確認者数は、16日現在、3,441人です。アジアでは、日本、タイ、中国、シンガポールが感染者が多い状況のようです。

日本の死者が出ていないためか、メディアでの報道もほとんど無いですね。タイは死者は25人となっています。その多くはすでに別の疾患があった方のようです。

新型インフルエンザ感染確認者27人に

14日に新たに17人の新型インフルエンザの感染が確認がされ、15日にさらに3人確認されて、27人になっています。先週末にタイからラオスに帰国した200人のラオス人の労働者のうち11名が新型インフルエンザに感染しているのが確認されたほか、その他の感染者もウドンタニやバンコクから陸路で帰国後、発症しているようです。おそらくすべてラオス国内での感染ではなくタイをはじめとする海外から持ち込んでいる形です。

タイでの新型インフルエンザの感染者数は、15日現在、4,469人となっています。タイ保健省は今後は週単位で発表するとのことです。次は22日です。

このまま感染拡大が進むと、12月のSEAゲーム(東南アジア競技大会)が大丈夫か気になるところです。まもなく夏休みで旅行シーズンだと思いますが、旅行者は移動するバスなどでの感染に十分に注意してください。

世界エコツーリズムカンファレンス2009が開催

世界エコツーリズムカンファレンス2009が07/15-18の日程で昨日からドンチャンパレスで開催されています。20か国以上の国が参加しているようです。

ラオスの観光のキーワードはエコツーリズムですので、先進国の事例を参考に継続的に発展できるエコツーリズムモデルが見つかるといいですね。展示ブースやイベントもあるようなのでビエンチャン在住の人は見に行かれると良いと思います。

SEAゲーム(東南アジア競技大会)のチケット販売開始

12月に開催されるラオス初の国際競技大会であるSEAゲーム(東南アジア競技大会)ですが、チケットの販売を開始したようです。人気の開会式のチケットだと思いますが、20万キップ、30万キップ、40万キップ、50万キップとなっており、20万キップで約24米ドルになります。地元ラオス人にはちょっと手が出しにくい価格となっています。

タイ、新型インフルの感染拡大、4,057人

タイの新型インフルエンザの感染の拡大が止まらず、7月14日朝現在、4,057人となっています。死者数は、24人となっています。このため、バンコク都内の小中高435校、職業学校13校、託児所200ヶ所を15日?19日まで休校・休園するとしています。

日本国内の新型インフルエンザの感染確認者数は、7月14日現在、2,919人となっています。死者は0人です。タイの死亡した患者、重症化した患者は、他にすでに疾患を持っている人がほとんどであり、そのほとんどは重症化せず快方に向かっているということですので、過度に神経質になることはないと思われます。ラオスの感染確認者数は7人、死者は0人です。