海外から教えられた「日本の看護」

5月17日放送の「走れポストマン」は、産経新聞社の明美ちゃん基金(先天性心臓病などで苦しむ子供を救うために産経新聞社が提唱して設立された基金)により治療されたスッパダーちゃんのその後を追うといった内容でした。スッパダーちゃんは、2005年に重い心臓病(肺動脈スリング)で生後11カ月で日本に来て手術をしました。

このスッパダーちゃんのお母さんのダオポンさん(34歳)が派遣されている青年海外協力隊からの連絡により地元ウドムサイの看護学校で「日本の看護」について講演したという話が7月17日付の産経新聞に取り上げられています。

ラオスには、2009年5月31日現在、34名の青年海外協力隊員が派遣されています。そのうち28名が女性です。保健医療、教育、村落開発といった分野に多く派遣されています。特に保健医療サービスの改善はラオスに対するODAの重点分野となっており、多くの協力隊員が派遣されているようです。日本とは死生観や衛生概念などが違うため、急に変わることは困難だと思いますが、一滴の水が川となり、大河となっていくように、少しずつ保健医療サービスが改善されていくとよいですね。頑張ってください。