チュンマリー・サイニャソーン国家主席が再選

  ラオス人民革命党はビエンチャンで5年に1度の第9回党大会を16日開会し、最終日である21日にチュンマリー書記長が再選しています。

ラオスでは人民革命党による一党独裁体制が続いており、党の最高責任者が国家主席となるようです。

在ラオス日本大使館、東日本大震災の犠牲者追悼のための記帳

在ラオス日本大使館では、東北地方太平洋沖地震で亡くなられた犠牲者に対して弔意を表すため記帳を行うとのことです。

  • 期間:17日(木)?18日(金), 22日(火)?23日(水)
  • 時間:10:00?12:00, 14:00?16:00
  • 場所:大使館多目的ホール

なお、記帳は日本人、ラオス人、外国人のどなたでも出来るとのことです。

ラオス政府によるお見舞い電及び義援金

3月11日にトンシン・ラオス首相より、管総理に対して、お見舞い電が発出され、3月13日にヒエム・ラオス外務副大臣より横田在ラオス日本大使に対して、ラオス政府からの義援金10万米ドルが渡されたそうです。また、ラオス政府はラオス国民からも義援金を募るとのことです。

ラオスー中国間の高速鉄道、来月着工へ

中国の雲南省からラオスの首都ビエンチャンまで建設が予定されている421キロの鉄道ですが、推定70億ドルで4年以内の完成を目指し、来月に着工される見通しとのことです。この鉄道は最終的には、ビエンチャンとタイのノンカイ間と接続されることになり、中国からラオス、タイ、マレーシア、シンガポールまで抜ける東南アジア大鉄道網となります。高速鉄道は客車が最高速度時速200キロ、貨物車は最高速度が時速120キロとなるように設計されているとのことです。

サイニャブリの水力発電ダム案件、地震で計画に懸念も

2011年4月に着工が予定されているサイニャブリ県でメコン川本流の水力発電ダムですが、23日午後10時53分にサイニャブリ県で地震があった影響で、計画に懸念が出るかも知れません。もともと、メコン川上流域では中国が4つの水力発電ダム建設を行いましたが、中流域では初となるメコン本流域でのダムということで生態系の問題やメコン川の水量の問題など環境への影響が危惧されています。世界自然保護基金(WWF)は、昨年、いかなるダム建設もメコン流域のラオス、タイ、カンボジア、ベトナムの何千万人もの生活や食料安全保障に影響を与えると警告しています。

今回のサイニャブリの地震ですが、2007年にもサイニャブリ県のすぐ北にあるウドムサイ県でM6.1の地震が発生しています。タイの地質学者によると北タイからラオス西北部を抜ける断層があるそうで、今回、地震の被害はないとされていますが、ビエンチャンやタイ北部、東北部などでも揺れを感じています。水力発電ダムの計画について、青の安全性などに疑問が投げかけられた格好です。

23日深夜の地震は、タイ気象庁は、M5.4、震源の深さ40キロと報じてました。米地質学調査所(USGS)はM4.6と報じています。震源の場所は、ビエンチャンから北西に141キロのところです。

ラオス西部サイニャブリでM5.4の地震

昨日(2/23)の深夜22:53にラオス西部のサイニャブリでM5.4の地震が発生しています。首都ビエンチャンでも揺れを感じたようです。

ルアンパバーン・チェンマイ間に国際バスが運行予定

タイのトランスポート社が1/13にラオスとの協定に署名し、世界遺産ルアンパバーンとタイ北部のチェンマイに国際バスを3月より運行するそうです。現在は国際バスは以下の区間に運行されています。

  • ビエンチャンーノンカイ(タイ)
  • ビエンチャンーウドンタニ(タイ)
  • ビエンチャンーコンケン(タイ)
  • ビエンチャンーナコンラチャシマ(タイ)
  • サバナケットームクダハン(タイ)
  • パクセーーウボンラチャタニ(タイ)

料金は、約1,000バーツ(約2,800円)で新しいバス車両を購入し、3月から運行予定になっているそうです。

ビエンチャンーナコンラチャシマ間は昨年(2010)から運行しているみたいですね。また、カムワンーナコンパノム間も協定に署名されており、現在建設中の第3友好橋が完成すると運行される見通しです。(年内)

ルアンパバーン・チェンマイ間に国際バスが運行予定

タイのトランスポート社が1/13にラオスとの協定に署名し、世界遺産ルアンパバーンとタイ北部のチェンマイに国際バスを3月より運行するそうです。現在は国際バスは以下の区間に運行されています。

  • ビエンチャンーノンカイ(タイ)
  • ビエンチャンーウドンタニ(タイ)
  • ビエンチャンーコンケン(タイ)
  • ビエンチャンーナコンラチャシマ(タイ)
  • サバナケットームクダハン(タイ)
  • パクセーーウボンラチャタニ(タイ)

料金は、約1,000バーツ(約2,800円)で新しいバス車両を購入し、3月から運行予定になっているそうです。

ビエンチャンーナコンラチャシマ間は昨年(2010)から運行しているみたいですね。また、カムワンーナコンパノム間も協定に署名されており、現在建設中の第3友好橋が完成すると運行される見通しです。(年内)

アセアン外相会議、タイ、ラオスを陸路で経由して中国入り

攻勢をかける中国とアセアン諸国の緊密さをアピールするために、アセアン10カ国の外相が24日にタイのチェンライをバスで出発し、タイとラオスの間のメコン川に中国が支援して建設中の「第4友好橋」を視察後、船でラオスのフエイサイに渡り、中国の支援で整備された幹線道路を通り、フエイサイ、ルアンナムタを経由して中国の景洪まで移動、景洪から昆明まではチャーター機で移動しています。今回の陸路訪中は、中国との関係強化を図りたいタイが提案して実現したものです。中国とアセアンは、今年で正式対話開始から20年となることから記念行事の一環として実施されています。

アセアンと中国は、2010年1月に自由貿易協定(FTA)を発効させており、現在、高速鉄道や幹線道路の整備が進められており、今回の外相会議でもこうした交通網の整備が主要テーマの一つとなる見込みです。

アセアン諸国は、中国の潤沢な資金を利用して一気に交通インフラを整備したいという思惑があると思いますが、中国経済圏に取り込まれ、安い中国輸入品に飲み込まれてしまう可能性があるので、依然として中国に対して強い懸念があるはずです。

高速鉄道でボーテンからビエンチャンまで3時間?

昨年の7月末に中国がミャンマーとラオスへの高速鉄道計画があることを表明し、12月に2015年に中国・ラオス間に高速鉄道が開通する見通しであることが中国の北京で開催された世界高速鉄道大会で明らかにされましたが、2011/01/18付の日本経済新聞の報道によるとより具体的な内容が書かれています。

総投資額は1兆2,000億円になる見込みのようですが、そのうちの中国・ラオス間は、約5740億円かけて2015年の完成を目指すようです。この高速鉄道は、中国国境近くのボーテンから首都ビエンチャンまで421キロをむすび、190キロがトンネル、橋梁部分が90キロとのこと。ルアンパバーンなど少なくとも5つの駅が設置される予定で、ボーテン・ビエンチャン間を約3時間で結ぶというのですからすごいことです。北部はご存知の通り、山岳地帯ですので、全体の半分近くがトンネルと橋梁ということであれば理解出来ます。しかし、工事は難航が予想され順調にいくかは疑問です。

私は現在、アフリカの小国マラウイで生活していますが、中国の攻勢はアフリカでもすごいです。昨年の5月に中国の支援により国会議事堂が完成し、今年中に5つ星級クラスのホテルとカンファレンスセンターをこの新国会議事堂の横に建設中で、日本人としては歯がゆい気がします。