高速鉄道でボーテンからビエンチャンまで3時間?

昨年の7月末に中国がミャンマーとラオスへの高速鉄道計画があることを表明し、12月に2015年に中国・ラオス間に高速鉄道が開通する見通しであることが中国の北京で開催された世界高速鉄道大会で明らかにされましたが、2011/01/18付の日本経済新聞の報道によるとより具体的な内容が書かれています。

総投資額は1兆2,000億円になる見込みのようですが、そのうちの中国・ラオス間は、約5740億円かけて2015年の完成を目指すようです。この高速鉄道は、中国国境近くのボーテンから首都ビエンチャンまで421キロをむすび、190キロがトンネル、橋梁部分が90キロとのこと。ルアンパバーンなど少なくとも5つの駅が設置される予定で、ボーテン・ビエンチャン間を約3時間で結ぶというのですからすごいことです。北部はご存知の通り、山岳地帯ですので、全体の半分近くがトンネルと橋梁ということであれば理解出来ます。しかし、工事は難航が予想され順調にいくかは疑問です。

私は現在、アフリカの小国マラウイで生活していますが、中国の攻勢はアフリカでもすごいです。昨年の5月に中国の支援により国会議事堂が完成し、今年中に5つ星級クラスのホテルとカンファレンスセンターをこの新国会議事堂の横に建設中で、日本人としては歯がゆい気がします。