中国?ラオス間に高速鉄道

2010年12月7日に、中国?ラオス?タイを結ぶ高速鉄道の建設について3カ国間で合意に達したことが、北京で開催中の第7回世界高速鉄道大会で明らかにされています。

開幕式の講演の中で明らかにされたようで、中国とラオスによる共同の実現可能調査が完了したことを受けて、早ければ、2011年に着工、2015年に完成を予定しているとのこと。ラオスのソムサワット副首相、タイのステープ副首相がそれぞれ明らかにしています。

路線は、中国の昆明からビエンチャン、ビエンチャンからタイのバンコク、そしてシンガポールまでと、昆明?シンガポールの国際高速鉄道の実現を目指しており、総投資額は、最大で1千億元(1兆2,000億円)規模になる模様。

中国は、このほか中国?ミャンマー、中国?カンボジアの高速鉄道についても建設を予定しており、2020年までにラオス、ミャンマー、カンボジアと直接鉄道がつながり、中国・アセアン諸国間の経済的な結びつきを強化していく戦略のようです。鉄道といえば日本のお家芸的なものですが、こうした分野で日本の影響力が発揮出来ないのが残念です。