台風16号に被災者にさらに多くに支援が必要

フィリピン、ベトナム、ラオスなどに甚大な被害をもたらした台風16号(Ketsata)ですが、その被災者に対して、さらになる援助が必要であるとラオス国立災害管理事務所が報告しています。以下は、ビエンチャンタイムスに掲載されている被害データ部分のみピックアップしています。

  • 推定被害額 1兆110億キップ(約110億円)
  • 被災地域 サバナケット、サラワン、アタプー、チャンパサックの5つの県、25の郡、482の村
  • 被災者数 178,000人
  • 死傷者数 死亡者17人、行方不明者1人、負傷者91人
  • 被災世帯数 27,800世帯 (うち 9,600世帯が避難)
  • 農作物被害 32,000ヘクタール(米やスコートコーン、豆野菜などの換金作物、23ヘクタールの果樹)
  • 家畜被害 水牛650頭、牛2,050頭、豚2,860頭、家禽26,000羽
  • 損害建物 1,483の家、58の学校、10の病院、68の感慨施設、47の道路
  • 食料支援が必要な人 115,000人(被災者178,000人のうち)
  • 稲種子が必要な世帯 15,000農家世帯、13億2000万トン
  • 損害水資源施設 25の重力式潅漑施設、4つの浄水場、275の井戸、2,768の家庭用トイレ

日本政府は、先週約1,000万円相当(輸送費を含む)の緊急援助物資を提供しています。
この被害規模は、昨年のビエンチャン近郊などを中心としたメコン川洪水と同じ程度の規模のようです。