混迷度を深めるタイ
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- 作成日:2008年11月28日(金)08:22
- 公開日:2008年11月28日(金)08:22
昨日の午後4時の段階で、スワンナプーム空港の離発着が土曜日(11/29)の午後6時まで継続することが決定されています。ドンムアン空港まで閉鎖されており、バンコクにいる人が身動きが取れない状況かと思います。タイ国内からはチェンマイ、プーケットのほか、パタヤの海軍基地内にあるウタパオ空港からも大韓航空やタイ航空の臨時便が飛び立っている模様です。
このため、ラオスから第3国へ出発する旅行者などは、バンコク以外の空港を経由しての出発を検討しなければいけなくなりつつあります。
ラオスから、第3国にバンコク以外から抜けるには、
- チェンマイ→シンガポール経由
- ハノイ、ホーチミン経由
- 昆明経由
- クアラルンプール経由
などがあります。
チェンマイは、すでにタイ国内の旅行者がチェンマイ経由で第3国に抜けているようなので、利用不可能な状態とのこと。中国はビザが必要。といったことから、ハノイあるいはクアラルンプール経由になりそうです。ハノイ経由が現実的ですが、すでに満席の模様。
市民民主化同盟(PAD)によるデモ行動(スワンナプーム空港)(その5)
http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/news/081127.htm
タイ国内における軍・警察行動等の可能性について
http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/news/081127-2.htm
また、バンコク市内では反政府、政府派との衝突で手りゅう弾などによる爆破事件も発生しています。このため、各国政府はと渡航自粛勧告を出し始めています。日本の外務省は、「スポット情報」、「危険情報」に発出にとどめ、バンコクについては今まで通り「十分注意して下さい」となっています。
スワンナプーム空港およびドンムアン空港周辺は非常事態宣言が昨日(11/27)の夜に発令されており、5人以上の集会の禁止、報道規制が行われています。
外務省安全情報 タイ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007