ラオスのメコン川の洪水の被害状況

メコン川の水位は落ち着いていますが、雨季はまだ引き続き9月一杯は続き、予断の許さない状況になっています。洪水の被害規模で、53の行政区域の679の村が被災しており、被災者は178,000人以上であるとのことです。洪水は、ビエンチャン近郊、フアパン、ボケオ、サニャブリ、ルアンパバーン、ボリカムサイ、カムアン、ビエンチャン県と北部、中部の広域で被災しています。死亡者が少ないため、あまり海外のメディアで大きく取り上げられていませんが、被害規模は甚大なものとなっています。

今回の洪水は、ビエンチャン中心部の浸水は免れたため、実感が薄いのですが、1966年の大洪水(12.71m)よりも13.68mと水位が高く観測史上最悪であると言われています。

先週の金曜日に、日本も支援を表明し、1,200万円相当(111,000ドル)の緊急物資の供与を行うとしましたが、隣国タイは、タイ側でもこの洪水で甚大が被害が発生している中、1,530万バーツ(464,000ドル, 約5,050万円)の緊急援助をしています。