今日のビエンチャン市内の様子(08/15)

今日の未明に雷を伴った雨が降り、大丈夫かなとちょっと心配でしたが、朝から終日晴天でした。ビエンチャンの水位も微増(0.04m)でやっとピークを過ぎた感があります。ラオス気象局、メコン川委員会の予想でも明日以降は下降に転じる見込みになっています。

20080815_mekong_flood

市内ですが、職場近くのタードゥア通りしか見ていませんが、 なんとか浸水は片側一車線で凌いた感じになっています。土嚢は水が集中して浸水している場所には再度強化のため積んでいますが、基本的には完了しています。タードゥア通りの2?3キロ地点の一般車両を規制しているため、今日は、タードゥア通りの車をクービエン通りの迂回させるため、ラオタイ通り(103通り)の車両をクービエン通りを入れないように規制をしていました。

タードゥア通り、ビエンチャン
タードゥア通り、ビエンチャン

それでも油断できません。午後になり、警備員が慌てて村に帰りました。警備員の村はタートルアン湿原地帯を挟んで市内からだと反対側になるのですが、今日の午前中から浸水が始まったとのこと。支流の小さな川が決壊したのが原因。メコン川からは7,8キロ離れているので???と思ったのですが、この川は最終的にメコン川に流れ込むのですが、メコン川の水位が高く、逆流し、水位が増し決壊したみたいです。

上図のタードゥア通りでも一見すると左側だけが浸水しているようですが、場所によっては、右手も浸水しています。メコン川の水位が高いため、排水路の水が流れず逆流しているためのようです。職場の同僚の方もそれが原因で浸水しているとのことでした。

20080815_TV郊外はテレビでも映像が流れるようになりましたが、カオリオ地区、チナイモ地区、ナムグムダムの下流域になるパクグム(Pak Ngum)地区などの状況が報じられています。いずれも住宅が場所によっては屋根近くまで冠水しています。

国道13号線もパクセー方面に行く途中のパクサン周辺で道路が冠水していたり、ルアンパバーンからビエンチャン行く途中も土砂崩れなどで不通になっている箇所があるなど、個人旅行の方は、出発前に道路状況を確認してから移動した方が良いと思います。

今後は衛生面の悪化が懸念されており、蚊の媒介するデング熱やその他の疫病の発生防止をTVでも呼びかけています。

また、物資不足による不当な値上げなども懸念されており、これについては、政府が不当な価格設定した場合には罰金を徴収するなどの厳しい対応することをすでに通達しています。それでも、農作物の被害は深刻で値上げになると思われます。(21:25)