生まれ変わりつつあるビエンチャンのメコン川の風景
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- 公開日:2011年08月03日(水)13:38
今回、ビエンチャンを久しぶりに訪れて、もっとも変わったのがメコン川岸の風景。メコン川の水位は2008年8月にビエンチャンでは観測史上でもっとも高い13.68mに達し、ビエンチャン中心部は辛うじて土嚢を積んで洪水を免れましたが、ビエンチャン周辺地域やボリカムサイなどの中部では、多くの地域が冠水し、甚大な洪水被害に見舞われました。こうしたことから、韓国が支援し、2009年よりメコン川岸に3085.5万ドル(約25億円)をかけて約12キロの護岸プロジェクトが着工されました。プロジェクトは、2009年から2013年の5年間ですが、昨年2010年のビエンチャン遷都450周年に合わせるように中心部のアヌボン王公園を先行して整備を進めたためだと思いますが、中心部はかなり綺麗に整備され、公園化されました。ただ、非常に残念なのが、メコン川岸にあった屋台やレストランです。以前はメコン川を眺めながらピンガイ(焼き鳥)やタマフン(パパイヤサラダ)をつまみにビアラオを飲んでまったり出来たのですが、川沿いの屋台は完全に撤去されています。ファーグム通りの歩道などに屋台が残っているのみです。この場所からだとメコン川も見えず、交通量も多いため排ガスもすごくて、残念ながら風情が全くありません。工事が完了したら、川沿いに小さくても良いので屋台を出してほしいですね。
と説明しても、なかなかどんな感じがイメージがわかりにくいと思うので、簡単な地図を書いてみました。
少しはビエンチャン中心部の川岸のイメージがわかると良いのですが。この地図を参考にしながら、以下の写真を見ていただくと全体のイメージがつかみやすいと思います。地図の右側が下流になります。
中心部のアヌボン公園です。(下流側をみたところ。)
アヌボン公園(上流側を見たところ)
アヌボン王の像。堤防に沿って新しい道路と歩道が出来ています。
中心の公園のところには、常設の児童公園があります。
日が暮れ始めると、地元のビエンチャンっ子が運動をするために集まります。
遠くに見える建物はドンチャンパレス。
移動され道路脇の歩道に展開する屋台。ここからはメコン川は見えません。
インターシティホテル前あたりに開かれる小さなナイトマーケット。
ワット・チャンタブリー前のところです。
ほんの少し上流に行くと、まだ工事中です。
(2011/08/03)