先日、ラオス・タイを旅行してきました

アフリカで仕事をしている2年間は、ラオスに行ける機会はないだろうなぁ、と思っていたのですが、どうしても禁断症状?が抑えられずに、6月の終わりから7月の上旬にかけてラオス、タイを旅行してきました。今回の旅の目玉は、タイのチェンライからチェンコーンを経て、ラオス側のファイサーイに渡り、そこから2日間かけて約300キロをスローボートでメコン河を下ってルアンパバーンまでの旅です。欧米人のバックパッカーに絶大な人気のあるコース、ラオスで生活している間にやりたかったのですが、なかなか日数がかかるのでチャンスがありませんでした。

もちろん、アフリカから行くのは大変です。東南アフリカにある内陸国のマラウイから、エチオピア航空でエチオピアの首都アディスアベバまで飛行機で約4時間、そこから乗り継いで、バンコクまで約9時間です。バンコクで1泊後、翌朝、チェンライまで今回は飛行機で一気に飛んで、チェンライで1泊、翌日バスで国境の町のチェンコーン、そして小舟でメコン河を渡ってようやくラオスに到着。そして、翌日にやっとスローボートの旅のスタートです。アフリカのマラウイからタイまで2日間、ラオスに到着までさらに2日間で、ラオス到着まで合計4日間かかりました。それでも行く価値がありました。

今回の旅行は行けるかどうか非常に不安でした。最初は、タイの総選挙、去年のように暴動に発展したらまずい、そして、次に本当に想定外だったのですが火山、エチオピアの隣の国エリトリアの火山が150年ぶりに爆発しました。直近には、南米チリで火山が爆発して航空網が麻痺したばかりで非常に心配でした。そして、直前には、台風4号がベトナム北部に上陸しラオス北部を通り抜けていきました。メコン河の水位が上昇し、ビエンチャン郊外でもこの影響で洪水の被害が一部出たとのことですが、今回のスローボートの旅には幸いにも全く問題なく助かりました。

スローボートでルアンパバーンに到着後、ルアンパバーンで少しゆっくりし、その後、空路でビエンチャンに移動。ビエンチャンは中心部の護岸工事がだいぶ終わり、景観が大きくかわったのには知っていましたが、やはり驚きました。また、タラートサオ新館もかなり完成してきて活気を感じます。ただ車、バイクが増えているので、交通整備が本当に急務ですね。

帰りは、友好橋を渡ってノンカイから寝台列車でバンコクに戻り、それからこちらのアフリカ東南部にマラウイに戻ってきました。

実はマラウイに戻ってきて、記事を書こうと思っていたら、反政府デモが7/20に行われ、それに伴う暴動で警察や軍とデモ抗議者が衝突し19人の死者が発生する事態になりました。幸い、暴動は完全に沈静化され、やっと、いつも静かな週末に戻り、ラオス・タイの話も少しずつ書こうかなと思ったところです。スローボートの旅や、ビエンチャンの護岸の様子など、今回の旅の情報をアップしていきたいと思います。

 

プーシーの丘からのルアンパバーン市内の様子。

プーシーの丘からルアンパバーン市内を一望

整備されつつあるビエンチャン中心部の護岸の様子。

ビエンチャン中心部のメコン河護岸の様子