JICafeのフォトコンテスト

JICafeというJICA(国際協力機構)がラオスで活動している日本のNGOと協力してオープンしたコミュニケーションスペースがビエンチャン市内にあり、そこの主催でフォトコンテストというのが開催されていました。展示は、10/10?11/07まででした。このフォトコンテストの結果発表が先週の金曜日(11/28)にJICafeでありました。

今回のテーマは、「ラオスの環境」ということでテーマが堅いことにより、応募が少なく26名の方から58枚の写真が寄せられました。(一人3点まで応募できました)

1位はオランダの男性の方で焼き畑の焼け跡を「森?」と問うストレートな作品でした。2位には実は私の作品は選ばれました。(以下の写真です。)3位は、ラオス人の学生です。ラオスの人の作品が多かったです。また、焼き畑など環境を「環境問題」としてとらえた作品が多かったかな、と思います。

The man who crosses wetlands on boat

? 湿原の中を水牛と水鳥が戯れ、その中を地元の人がボートで進んでいく不思議な写真にはラオスの人も驚いていました。まさに「Unseen Laos(まだ見たことのないラオス)」だったようです。唯一、発表の中でどよめきがありました。私は、「環境」というテーマでラオスのマイナス面を捉えるのではなく、「残したい環境(自然)」というプラス面を作品として展示したかったので、みなさんから評価を受けて嬉しかったです。

ここは、南ラオスのチャンパサック県、プーアサという小高い山のところに象村で有名なキエットゴン村があり、そのすぐ近くにあるキエットゴン湿原からの写真です。「キングフィッシャーエコロッジ」というエコロッジに宿泊すると見ることが出来る風景です。ただ時期的に、乾季には湿原はなくなってしまうようなので、雨季明けになる10月中旬ぐらいがベストなのかも。

この写真は、2007/09/24の早朝に撮影されました。私は、この地元の人がボートで横切るまでここが湿原だということを知りませんでした。

http://www.startthailand.com/startlaos/southern-laos/phou-asa.html プーアサ
http://www.startthailand.com/startlaos/southern-laos.html 南ラオス(プーアサのある場所)

以下の写真は入選しませんでしたが、JICafeの作成する来年のカレンダー(2009)に掲載される予定です。ルアンパバーンから上流44キロのところにあるカムロッジというエコロッジに隣接するカム族の村の夕暮れの生活の様子を撮ったものです。

私自身は、夕暮れの光具合、煙、そして子供の笑顔がうまく入っていてとても気に入っている作品でした。薪で火を使っている素朴な生活ですが、森林問題を間接的見つけてほしいと思い、応募しました。

Living of Kamu people?

http://www.startthailand.com/startlaos/luang-phabang/kamu-lodge.html カムロッジ

3点まで応募できるのでもう1点応募してました。ラオス人には見なれた光景ですがラオス正月(2008/04)での微笑ましい光景です。広い意味で残したい環境(伝統、慣習)という気持ちを込めて応募した作品です。 こうした慣習はずっと残っていてほしいですね。

Bathing the Buddha?

ぜひ、みなさんも機会があれば、みなさんの自身の目でご覧になって下さい。