ブッダパークまでサイクリング(2008/11/22)

以前から一度やってみたいと思っていたのですが、チャレンジしました。市内のナンプあたりからブッダパークまでは約28キロあります。友好橋まで20キロ、そこからブッタパークまでが8キロぐらいです。今回、もう2つ目的があって、一つは友好橋を歩いて真ん中まで行くこと。「地球の歩き方」にも書いてありますが、イミグレではなく、友好橋と道路が交差しているところから入場料2,000KIPで真ん中まで歩いていくことが出来ます。もちろんパスポートは不要です。もう一つの目的は、タナレーン駅を見てみることでした。ご存じの通り?、ラオス初の鉄道の正式運行開始は来年3月(2009/03)になる見込みです。(当初は、2008/04で、日本でも新聞報道されてました。) ということで、タナレーン駅に行く機会がありませんでした。そういうことで、一度見ておきたいなぁと思ってました。

さて、午前10時に自宅を出発、約1時間かかって友好橋のイミグレーションに到着です。ここで水を買って水分補給と小休止。そして、午前11時10分過ぎ、友好橋の橋下に到着です。市内から来ると橋の左手に柵があり、そこが友好橋に入る入口になります。自転車を駐輪して、さっそく、友好橋の真ん中に向かって歩いていくことに。大河メコンなので、真ん中までは約550メートルもあります。徒歩7分ですね。炎天下なので、乾季になって少し涼しくなったとはいえ、暑いです。友好橋の車道は車が結構早い速度で走っていて、高速の脇を歩いている感じです。真ん中まで行くと、ラオス語で「この先、侵入禁止」と書かれて先に進めないようになっていて、ラオスの国旗とタイの国旗がはためくボーダーがあります。いつもバスや車であっという間に通過してしまうところですが、じっくり見れて良かったですね。メコン川の眺めもいいし。ただ暑い。。。

友好橋

テクテク来た歩道を戻って、入口の係のお兄さんにタナレーン駅の場所を確認していたら、予期せず、試運転の列車が友好橋を通過です。見れてラッキーと思ったの同時に、あと数分早かったら、橋の上で写真を撮れていたのにと思うとちょっと悔しいです。もっとも本当に予想外の出来事でした。

友好橋、ラオス鉄道

その後、タナレーン駅に向かいます。ブッダパーク方面に少し走って、寺院のある角の手前を左折し、約2.2キロです。標識も出ているのでわかると思います。駅に着いたら先ほどの列車が到着しています。タイ人の関係者のようで、駅で記念写真を撮ったりしていました。ラオス人もバイクで何人も駅まで来ては折り返していきました。たぶん、7月の試運転のときのように乗車できると思ったのかも知れません。しかし、ラッキーでしたね。駅に列車にいるとところに遭遇することになるとは全く想像していなかったので。駅も線路もまだ出来たてなので、本当にきれいですね。

タナレーン駅

小さな駅ですが、普通のタイの駅とかの違うのは、国際駅なので、駅のプラットホームに簡易な柵があり、中央の出口に誘導するようになっています。中央出口には、出国税のブース、イミグレーションカウンターが用意されています。小さい駅ながら、国際駅だなぁと実感するところ。

タナレーン駅

タナレーン駅

ちょうど列車がタイ側に戻るところも見ることができました。ラッキー!!(下の写真はラオス国内ですよ。)

ラオス鉄道

その後、ブッタパークへ。走りながら、すぐに、ホーと感心したことが。実は、ブッタパークは一番最後に訪れたのが昨年(2007)の9月でした。このときには、友好橋を過ぎると道が舗装されておらず、赤土でデコボコの超悪路でした。路線バスも良くバスが壊れないなぁと思うぐらい。それが、道が舗装されているですよね。。。びっくりしました。路肩部分は砂が多いのですが、これは、8月の洪水で土嚢があった影響だと思います。その関係で、砂埃が多いのですが、かなり走りやすくなりました。ただ、この道は、友好橋までもそうなんですが、大型ダンプ(日本の中古ダンプが多い)がたくさん走行しているので、ちょっと注意する必要があります。
道路は、どうやら、昨年の乾季に舗装したようです。

ブッタパークまでの道路

ブッタパークまでの行く道中は、結構、道路脇にいる若者、子供たち、僧侶などいろんな人が気軽に「ハロー!」と声をかけてきます。ブッタパークまで欧米人を中心に自転車やバイクで来る人が多いんでしょうね。みんな目が合うとニコニコしてます。こんなラオスに人たち、いいですねぇ。

対岸のノンカイの町並みを見ながら、ブッダパークまでまだかなぁ。そろそろ到着しないとシンドイなぁと思う頃、ブッダパークに到着です。午後1時過ぎでした。入場料(5,000KIP)とカメラ代(3,000KIP)を払って入場し、とりあえず、川沿いにあるレストランで昼食。ビール(8,000KIP)とチャーハン(10,000KIP)をほおばります。やはり欧米人観光客が多いですね。年配の人やカップルとか様々です。お父さんと息子さんという感じの人もいました。

食事を済まして、ぐるりと簡単にブッダパークを見学します。ブッダパークは8月洪水のときには、1メートルぐらい冠水し、読売新聞には、横たわるブッダとボートに乗る人の写真が掲載されていました。その後、しばらく水が引くまで異臭があったりしたようですが、今はその面影はありません。唯一、ブッダパークの道路沿いに今も土嚢が残っています。

ブッダパーク

午後2時すぎ、ブッタパークを後にして帰路につきます。帰りは、ちょうど日が西に少しずつ傾き、ほぼ正面から照らされている感じになるので、汗だくです。熱射病にならないように水分補給だけはマメにします。友好橋を過ぎて、イミグレ前を通り過ぎてからが長かったですね。欧米人の20代ぐらいの女性が自転車で通り過ぎていきましたが速い。ちょっと計測したら時速25キロぐらいです。基礎体力の違いをしみじみ感じました。時速25キロだったら、ブッタパークから市内まで1時間ちょっとですからねぇ。ちなみに私は、時速15キロぐらいでした。

イミグレから市内までマイルストーンは、ビアラオ工場が約6キロ、ビアラオ工場から時計台までも約6キロです。時計台から市内が8キロ弱といったところ。時計台までが炎天下の中、長かったですね。時計台のところで、ここにビエンチャンの半分?に水を供給しているチナイモ浄水場があるので、ちょっとだけ立ち寄り、その後、市内のメコン川沿い屋台で夕食を食べようかなぁと思ったのですが、体力的に限界を感じたので自宅に戻りました。自宅に着いたのは午後4時。

私にとってはちょっとキツイけど、結構面白いサイクリングでした。市内より友好橋寄りに自宅があるとはいえ、走行距離はタナレーン駅に立ち寄ったりして約55キロぐらいありました。ちょっと万人にお勧めできないのが残念。

最後にタナレーン駅の地図を掲載しておきます。意外とブログなどで「タナレーン駅に行きました!」ってあるけど、行き方とか書いてないんですよね。私は、最初、友好橋のイミグレのすぐ後ろに駅があると思ってました。2キロなので意外と離れています。市内からだと友好橋イミグレ入口、友好橋を通り過ぎると寺院が左手に見えますので、その手前を左折します。この左折するところには看板もあるので迷わないと思います。今後、実際に運行開始したらどうなるかわかりませんが、現時点では、路線バス等は走っていません。たぶん、列車の走行に合わせてトゥクトゥクが待機するんだと思います。出来れば、リムジンバスを運行させてほしいですね。

20081122_タナレーン駅