犬にはとにかく注意しましょう

ビエンチャンの犬、ラオス  怖いのは狂犬病です。狂犬病はご存じの方も多いと思いますが、発症すると100%の致死率、治療法がない病気であるため、犬に咬まれたら、ただちに狂犬病ワクチンを接種する必要があります。ラオス国内ではビエンチャンを含めて、狂犬病のワクチンを入手は難しいですので、とにかく咬まれないように注意しましょう。 万が一咬まれた場合は、ただちに石鹸で良く洗って、狂犬病ワクチンを接種するための病院を探します。

 さて、どの注意するかですが、犬は朝晩の涼しい時間帯に活発化しますのでこの時間を極力避け、犬を見かけたら、目をそらして大きく迂回するしかありません。石や棒などを持つのも効果的です。ただし、絶対に意味もなく攻撃しないこと。また、日中でも、路地裏などの人通りの少ないところの犬は縄張り意識が強いので、むやみに冒険心を持って入らないことです。犬も臆病なので横切るときは全く吠える様子がないのに通り過ぎた後、後方から吠えられることがよくあります。一定の距離、離れるまでは決して油断しないようにしましょう。

 歩いている場合には、あまり歩道や路肩の内側を歩かず、できるだけ車道寄りを歩きます。この辺りが難しいところで、あまり車道側に寄るとバイクとの接触事故になりかねないので、注意しましょう。

 服装的には短パンで手ぶらというの一番まずいパターン。犬の咬まれるのを避けるという点だけ考えると、長ズボンをははいて、リュックなどを持っていた方が防御する手段がある分、安全だといえます。