メコン川の水位は平常です

昨年はメコン川が大洪水(水位は13.68m)となったため、気にされている方も多いと思いますが、29日現在のビエンチャンのメコン川の水位は、5.71mで、正常水位となっています。ビエンチャンでは、警戒水位が11.50m、危険水位が12.50mです。7月上旬のまとまった雨で水位は2m前後から一気に9m前後まで上がりましたが、その後、落ち着いています。

ただし、自然災害は必ずしも予測がつかないため、ビエンチャン、カムワン、ボリカムサイといった洪水被害を受けやすい地域では洪水対策の準備のミーティングを今週の月曜日(7/27)に行ったようです。

ラオスで降水量が多いのは、8月、9月です。特に8月が多く、雨季というと4月後半から10月前半ですが、本格的な雨期はやはり、8月、9月で、仏教上の雨期入り(カオパンサー)、雨期明け(オックパンサー)の時期がしっくりときます。今年はカオパンサーが7月7日、オックパンサーが10月4日になります。

昨年は、雨期入りが早かったこともあり、メコン川の水位の上昇がもともと高かったところにまとまった雨が降り続き洪水となりました。