ユネスコ代表がルアンパバーンについて協議

ユネスコ代表者がルアンパバーンの世界遺産サイトに関しての進捗状況を議論するために、月曜日に情報文化省の大臣と会談をしています。

ルアンパバーンは、文化遺産として町全体が1995年に世界遺産登録されていますが、昨今の開発、あるいは開発計画により世界遺産登録が危ぶまれています。具体的には、遺産として保護対象となっている建造物の改良、町の景観の改良、ゴルフコースやカジノなどを含むホテル計画、空港拡張計画などです。昨今、町のメインストリートにはバーなども出来つつあり、景観の変化が危惧されます。旅行者の利便性と相反する性質のものである点、留意すべきですね。

ルアンパバーンの世界遺産としてリストされているのは次の基準を満たすためです。言い換えるとこれの条件を満たさなくなるとリストから除外されることになります。

  • ある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展における人類の価値の重要な交流を示していること。
  • 人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式、あるいは建築的または技術的な集合体または景観に関する優れた見本であること。
  • ある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地・海洋利用、あるいは人類と環境の相互作用を示す優れた例であること。特に抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっている場合。