ソムサワート常任副首相による特別番組

先ほど、国営テレビ放送のチャンネル1でソムサワート・レンサワット・ラオス人民民主共和国常任副首相(Standing Deputy Prime Minister Somsavat Lengsavad)を迎えての洪水の特別番組を約25分程度行っていました。この中で同副首相は、過去に4回の洪水があり最大水位は、

  • 1966年は12.71m
  • 1972年は12.50m
  • 1979年は12.08m
  • 2002年は12.60m

でしたが、今回は最大水位は13.68mであり、非常に早い時期でかつ高い水位であったこと。まだ、雨季は9月まであり油断が出来ないというお話をされていました。

また、ビエンチャン市内中心部については、洪水を免れましたが、サイタニ地区では現在も浸水が進んでいること、カオリオ地区をはじめ、周辺地域ではいまなお冠水していることなどについて言及され、これらの地区では、水道などの水もないことから、飲料水や食糧の供給、疫病などを防ぐための対策が必要であると述べていました。パクサン地区をはじめとしたボリカムサイ県でも被害甚大なものとなっているとのことでした。


ここからは、テレビの内容ではありませんが、お昼すぎにボンタン水道塔のところを通ったら、たくさんのダンプが土砂を積載してサイセター地区方面(アイテックの後方の地区)に向かっていました。先日も書きましたが、警備員がこの村から来ており聞いたところ、未だ水位が高く、場所によっては首のところまで水が来ており、浸水していない村も雨などが降って水位が上がり、川の水が溢れると一気に浸水してしまうため、政府が土嚢により堤防を作る作業を進めているとのことでした。 まだまだ油断は出来ません。