NTTコム、ラオスでの国際インターネット接続提供に協力

NTTコミュニケーションズは子会社である香港拠点のNTTコムアジアを通じてラオス国家郵便電気通信庁配下のラオス国内の国内通信事業者の相互接続点の運営を担っているラオスナショナルインターネットセンター(LANIC)に対して、ラオス国内での国際インターネット接続提供で協力することを2/7に合意したことを発表しています。

NTTコミュニケーションズは、ラオス国内の国際インターネット回線は近隣国のISPを通じて接続されており、これが不安定なサービスの一因であるとしています。ラオスは、ラオス国内の全インターネットサービスプロバイダが接続する国内インターネット接続ゲートウェイ(IIG)を設立しようとしており、その協力パートナーとしてNTTコムが選ばれたとのことです。

NTTコムは、NTTコムが提供するTier1ネットワーク(国際バックボーン回線のこと)にラオスから直接接続できるようになるとのことです。

これってスゴいことですよ。国際バックボーン回線に直接接続できれば、経由による遅延も軽減されて回線の実効速度も速くなるし、近隣国のISPに利用料金を支払わなくてよくなるので、インターネットの通信料金も最終的には安くなるのでは、と期待してしまいます。しかし、ラオスのインターネット環境はこの数年で本当によくなりましたね。観光地でのゲストハウスなどでも無線インターネットが一般的になってきているし、カフェやレストランなどでも、以前は有料だったけど、今はサービスの一貫として無料ですからね。インターネットが普及すれば、都市部と地方の情報格差も少なくなりますね。