養魚池

3月の初めに、ラオス人から魚を捕るから見に来て、と言われたので出かけて見せてもらいました。以前に魚の養殖を始めたと言っていたのですが、なるほどこういうことだったのか、と理解しました。

自然の力を利用した方法で、用水路の横に人口池が作られています。彼の池だと35メートル×15メートルの525平方メートルです。この中に、枯木をたくさん入れて、用水路からの水を引き込みます。こうしておいて半年間、ひたすら待ちます。魚たちは住み家を求めて、この人口池にどんどん入ってきて住むようになります。そうして年2回、雨季前の3月頃、雨季明けの11月頃に水を一晩かけてポンプで汲みだして、魚を一網打尽にするわけです。魚には特別餌とか与えるわけではなく、まさに自然の恵を利用した方法だと思います。捕れる魚は小さい魚が多いですが、大物としてナマズや鯉、フナのような魚が捕れています。ライ魚も捕れることもあるみたいです。小魚ですが、パー・カディンだったと思いますが、その魚が美味しいといっていました。前回の雨季明けの時の方が大きい魚が獲れたって言っていました。

帰宅して、Google Earthで衛星写真を見ると、用水路周辺にたくさん同じような池があることがよくわかります。なるほど、と思いました。海のないラオスにとって、こうした川魚は貴重です。

ビエンチャン中心部からだと直線でわずか10キロの近郊の村の田園風景の中にあります。

20090321_魚の養殖池

IMG_2562小さい魚が多い。

IMG_2617 ナマズとかも獲れます

OLYMPUS DIGITAL CAMERAものすごい大漁ではありませんが貴重です。

P3080037養魚池。魚を捕ったので魚の住み家(枯れ木)を整えて水を入れているところ。

Googleマップの写真を見るとあちこちに養魚池があることがよくわかると思います。場所は、アイテック(Lao-ITECC)の裏手のタートルアン湿原を越えたところにあります。