ワットインペン、ワットオントゥでのウィエンティアン

伝統的にタートルアン祭りの翌日(2008/11/13)に行うそうです。ワットシームアンやタートルアンなどと同様に、「パサートプン」やロウソク、花、線香を持って寺院を3周するウィエンティアンがワットインペン、ワットオントゥで行われました。このほか、ワットタイニャイでも行われたはずです。

さて、どんな感じだったかというと、夕食をナンプ近くの「アンポーン」という新しく出来たお洒落なラオス料理のレストランで食事をしていたのですが、すでに19時前ぐらいから、このお店の前の家族がウィエンティアンに行く出発の準備に入って、記念写真を撮ったり、ドラを叩いたり、あるいは掛声をみんなで掛け合っています。もしかしたら20時って書いてあったけど19時から?とちょっとドキドキしながら、ワットオントゥに19時過ぎに向かいます。寺院にはお祭りの屋台が出ていたりして楽しい雰囲気。寺の本堂を囲むようにゴザがしかれ奉納するパサートプンが置かれ、信者がスタンバイしています。この間にもどんどん「パサートプン」が運び込まれてきます。19時45分、僧侶がワットオントゥの本堂を出発、隣にあるワットインペンまでロウソク、花、線香を持って進みます。その後ろに信者の人たちが続きます。ワットインペンとワットオントゥは通りを挟んで隣にある寺院で約300mの行進になります。

ワットインペンに到着すると僧侶を先頭に寺院を3周するウィアンティアンが始まります。信者が続々の列に入り、いたるところから伝統的な音楽が聞こえてきて、「ヒュー」という独特の掛け声が夜空に響きます。ロウソクの火が海のようにうねりながら、寺院を周ります。本当に壮観でした。時が20時を告げると花火が次々と打ち上げられ、クライマックスになります。そして、3周した「パサートプン」が次々と本堂に奉納されていきます。

20時40分、ワットインペンでの祈りが終わると、僧侶たちは、サムセンタイ通りからワットオントゥの方へ進みます。その後ろが信者がついていきます。僧侶たちがワットオントゥにやってくると、寺院の周りのスタンバイしていた信者たちが加わり、ワットインペンと同様の壮観なウィエンティアンが繰り広げられます。21時をすぎると次々と「パサートプン」が本堂に奉納されていき、お祈りとともに儀式が終わります。

タートルアンのウィエンティアンは、なんとなく日本の初詣に近いような雰囲気を感じました。ワットインペン、ワットオントゥという格式高い寺院でのウィエンティアンには熱心な信者によるもっとも伝統的に儀式でだったように感じました。観光客の多い町の中心でのイベントだったため、欧米人の観光客も多く、非常にみなさん満足そうでした。目が合うと思わずお互いにっこりしちゃうんですよね。同じ空間を共有しているからですね。非常にラッキーですね。

ワットインペン、ワットオントゥでのウィエンティアン
ワットインペンの周りを3周する。

? ワットインペン、ワットオントゥでのウィエンティアン
続々と集まる信者。

ワットインペン、ワットオントゥでのウィエンティアン
ワットインペンからワットオントゥへ移動。

ワットインペン、ワットオントゥでのウィエンティアン
踊りながら周る信者の人たち。