メコン川沿いの堤防整備へ

韓国の経済開発協力基金から総額約4800万ドル(約48億円)借款により、メコン川岸を整備するようです。シコタボン地区のノンケオ村からオーストラリア大使館のレクリエーションクラブまでの全長12.2キロですから、かなり広い範囲です。直観的にわかりにくいかも知れませんが、ワッタイ空港よりさらに3キロぐらい上流のところから、市内下流3キロのタードゥア通りのある日本大使公邸の少し手前ぐらいまでです。

ランサンホテル前から大統領公邸のあるあたりのサロンサイ公園は拡張して、きれいな公園に仕上げるみたいです。公園の名称も決まっていて、ビエンチャン王国の最後の国王であったアヌボン王公園となるようです。アヌボン王は19世紀のはじめに統治していて、ワットシーサケットを建立しました。

この工事に関連してこの公園付近の屋台は11月末までに撤去命令が出されるようです。完成予定は、2013年になっています。

以前から計画があったのだと思いますが、今回の8月の洪水で一気に堤防整備を進めようということになったんでしょうね。ランサンホテル前は特に危機一発で、場所によっては、50cmも余裕がない状態でした。なんとか来年12月SEAゲームまでに公園は整備したいでしょうね。堤防の整備が進むと今回市内中心部付近で洪水被害が大きかったタードゥア通りの一部やカオリオ周辺などがかなり改善されます。
ビエンチャンは何もない、と言われる方がいますが、メコン川は最高の観光資源であり観光スポットです。ですのでメコン川の川岸が整備されるのはいいですね。