灯篭流し(2008/10/14)

ラオス版灯篭流しは、「ライ・フアファイ」と呼ばれています。フア・ファイは直訳すると火の舟で、ロウソクを灯した舟を流すということですね。舟は竹やバナナの葉で形を作り、花が飾られています。川の神様にお願いすることにより、不運を流し、幸運を呼び込むと信じられています。特に若いカップルはお互いの愛を祈ります。 タイではロイクラトンと呼ばれているものとほぼ同じですが、タイでは約1か月後の陰暦の12月満月の夜になります。

また、お寺では夜の8時に「ビエンティエン」と呼ばれるロウソクや線香、はすの花を持ち、ロウソクを灯しながら、寺院の周りを時計周りに3周してからお供えすると願い事を叶うという行事も行われています。(これは全ての寺院ではないです。)

さて、今年ですが、天候と川の状態が今一つでした。。。風がほんの少しあるためにせっかく灯篭にロウソクを灯してもすぐに消えてしまします。 あと、メコン川の水位が昨年より高いため河原があまり広くないにも関わらず、、VIPがいたためかどうかわかりませんが、ボートレースの決勝のゴール地点前の河原が広くてちょうど良いのですが厳しく立ち入り禁止。 昨年は灯篭を流すバルコニーのようなものがあったのですが今年は準備されておらず、ということで、肝心の灯篭を流すところがなくてみんな右往左往していました。メコン河の停泊しているクルーズ船が一人2,000KIPの入場料をとって船から流させてくれたり、ボートレースのボートを見張っていると思われる子供たちがやはり、2,000KIP?で川の中に入って代わりに灯篭が流したりと、なんとなく情緒に欠ける灯篭流しで、とても残念でした。

「ウィエンティアン」も寺院を3周する間は願いを叶えるために、ロウソクの火は灯し続ける必要があるのですが、風のため火がすぐに消えてしまう状態でした。夜21時近くになると、ほんの少しだけですが小雨も降ってきたりと、ちょっと、不完全燃焼気味でした。

お天気は仕方がないですが、毎年の行事なので灯篭を流す台とかはきちんと行政側で準備すべきですね。今年は、中心部の洪水防止のための土嚢を撤去するので精一杯だったんでしょうか? 下の写真を見ていただくとわかりますが、灯篭はどれも丹精の作られていて花畑かケーキのように綺麗で可愛くデコレーションされています。

明日(2008/10/15)はボートレースは天気に恵まれ、素晴らしいレースになりますように・・・

オックパンサー、ビエンチャン、ラオス花畑のように美しい飾り付けの灯篭(フアファイ)。

オックパンサー、ビエンチャン、ラオス紙を使って花びらのように仕上げているお洒落な灯篭。

オックパンサー、ビエンチャン、ラオス  メコン川の河原の様子。実際はかなり暗いです。

オックパンサー、ビエンチャン、ラオスチャン寺院にて。竹船に火を灯してお祈りをします。

オックパンサー、ビエンチャン、ラオス  祭りの屋台も大賑わい。 これがラオスの定番ですね。

オックパンサー、ビエンチャン、ラオスファーグム通りは人で埋め尽くされています。歩くのも一苦労。