TVのニュースを見ていて思うこと。

ビエンチャンのメコン川が危険水位に達してから、ラオスのテレビのニュースでも洪水について頻繁にとりあげられるようになっています。しかし、通信手段も限られているためか、地方の様子はなかなか伝わってこないですね。ネット上などで公開されているブログの写真などを見るとちょっとゾッとします。

ニュースの映像もビエンチャン周辺ばかりです。北部はすでに洪水のレッドゾーン(洪水段階)に入っているのですが、TVでの報道はほとんど無いです。また、川沿い周辺とそうでないところでの温度差が大きいのも特徴です。川沿いから離れると平常そのものです。ラオス人の気質的なものも出ていて、コトが起こる前に対策をとるのではなく、起こり始めてから動き始めています。日本人感覚であれば、水位がすでに観測史上、過去最悪のケースで上昇しているのは自明、どこが危険区域かも自明なので、とりあえず、土嚢(砂袋)の準備し、とりあえず低い高さででも配置し、様子を見ながら高さを調整していると思います。洪水は、堤防のどこか一か所でも決壊すれば一気に水が流れ込み止めることが出来ません。

洪水地域から離れていても、ライフラインの電気、水道がトラブルを起こすと打撃が大きいです。また、幹線が冠水すると物資の大半をタイなどの周辺国から輸入しているラオスは、一気に供給がストップしてしまいパニックになります。

今日は、ビエンチャンは朝から久し振りの良い天気になっています。天気予報を見ると全国的にほぼ晴れているようです。これで、水位の一段落してくれるのを願うばかりです。(08:08)