北ラオスの観光のポイント

  北ラオスはビエンチャンより北方面を一般的に指します。このエリアは、国土のほとんどが山岳です。飛行機から上空を見るとぎゅーっと左右から圧力をかけたような感じに山々があります。この山々には多くの少数山岳民族が生活をしており、特にルアンナムター周辺にはアカ族、カム族、ランテン族、タイダム族などなど多くの山岳民族が集まっていることで有名です。こうした山岳民族を訪ねるトレッキングの拠点となっています。

また、タイ、ミャンマー、中国、ベトナムを国境を接していることから交易も古くから盛んです。ウドムサイは、こうした交易の中継点となっており、町の中には多くの中国人も生活しています。普通に聞こえてくるのは、ラオス語に混じって中国語です。

この北部には、1995年に町全体が世界遺産に指定された「ルアンパバーン」、TBSの「世界不思議発見」でも取り上げられたジャール平原の石壺などもあります。

ラオス北部の観光が難しいのが、その移動方法です。ルアンパバーンだけは別格で国際空港となっており、飛行機の本数も多く比較的簡単に行けますが、その他の地域には国内線やローカルバスあるいは船での移動となります。国内線が安定して運行していれば、それでもアクセスしやすいのですが、乗客が少ないと欠航することがよくあります。(概ね2週間前になるとわかります。) また、バスでの移動は比較的道は舗装されていて良いものの、山岳を越えることになり、道幅が狭く、雨などに影響により、土砂崩れや道路の崩落などもあるので、雨季の場合には特に注意が必要です。 つまり、バックパッカーのように比較的時間がある人は良いのですが、短期旅行で確実に旅程をこなすのは難しいです。

北ラオス