竹橋を渡ると徒歩10分の織物村に行ってみた

ルアンパバーンのナムカン川の竹橋は2つあります。サッカリン通りとシーサワンウォン通りがぶつかる交差点をナムカン川側に下った対岸にレストラン「イェンサバーイ」があるところと、メコン川とナムカン川の合流地点にあるところにあります。いずれの竹橋も雨季の後半になり川の水量が増えて流れが速くなると流されてしまい、乾季に入って作り直されます。織物の村にはメコン川とナムカン川の合流地点の竹橋を渡ります。通行料は1万キップです。

竹橋(メコン川とナムカン川の合流地点)織物の村に行くことができる竹橋です。奥の川がメコン川です。

メコン川とナムカン川の合流地点の竹橋を渡って対岸の川岸を少し登ると舗装した道路に出ます。この道路を左手に500mぐらい進むとサーンコーン村とシェンレック村という織物の工房・ショップが点在する村に行くことが出来ます。舗装された道路で徒歩で10分ぐらいです。織物のショップが点在しているので織物に興味がある人は訪ねてみるとゆっくり見れて良いと思います。2020/01/04に訪ねましたが観光客は全くいませんでした。途中で日本のツアー客のミニバンが2台やってきたぐらいです。

織物ショップ

織物ショップ

いくつかの織物ショップを見学しました。織物は買いませんでしたが、Nalongkone Shop 2という紙製品のお店でA4サイズで描かれた紙フレームに入ったこの砂絵を購入しました。値段は19万キップ(2,375円)でした。

紙製品ショップ(Nalongkone Shop 2)

この砂絵は、ルアンパバーンの代表寺院であるワット・シェントーンの壁面に描かれた「黄金の木」をモチーフとした"The Tree of Life"という木が描かれたものだそうです。2012年に賞を受賞したことそうです。

"Saa"と呼ばれる野生の桑の木の樹皮の作られる紙や象の糞から作られる紙製品を扱っています。

(2020/01)

インディゴハウスホテル

ルアンパバーンでは翌日、ルアンナムターに行くのに便利そうなインディゴハウスホテルに宿泊しました。ルアンパバーンの街の中心部の入口のあるホテルです。非常に立地の良い場所にあります。1階が人気のカフェになっていて、カフェは以前から何度か利用したことがありますが、宿泊は今回は初めてです。

部屋はスーペリアツインでしたが、部屋が広くて快適でした。ラオスでは珍しくシャワーとトイレが別でした。通りの反対側の部屋でした。

スタッフの対応も良くて感じが良かったです。

最上階がルーフトップバーになっています。メイン通りにあるのでうるさいかなと思ったのですが夜遅くなると非常に静かでした。

朝食も美味しいということで食べたかったのですが、ルアンナムターに行くバスに乗るため午前7時のピックアップだったので食事が出来ずに残念でした。次に機会にはゆっくりしたいです。

インディゴハウスホテル インディゴハウスホテル

Agoda

(2019/12)

ルアンパバーン観光のポイント

山間のメコン川沿いにある小さな古都です。ルアンパバーンは初代のファーグム王により1353年に都とされ、1560年にセタティラート王がビエンチャンへ遷都するまでランサーン王国の都として栄えたところです。その後も1975年の社会主義の革命がおこるまで王宮が置かれ、ラオスの象徴となっていました。1995年に町全体が世界遺産に指定され、世界的に知られるようになりました。

町全体は小さいのですが80以上の寺院があります。主要な寺院は町の中心であるシーサワンウォン通りからサッカリン通りと続く通りに集中しており、徒歩でのんびりと見学することが出来ます。1日もあれば十分に見ることが出来ます。夕方に町の中心にあるプーシー(標高150メートルの小高い山)から市内を一望し、夕日を見るのがお勧め。夜はナイトマーケットでラオス北部ならではの手織りの織物などを堪能してほしいです。

早朝の大規模に行われる托鉢風景は寺院が多く集まるルアンパバーンならではの光景。メインストリートのシーサワンウォン通りからサッカリン通りに変わるところあたりだと、托鉢の僧侶が延々と続く様子は圧巻です。滞在中に一度はぜひ早起きして見てほしいところ。

郊外の見どころは、メコン川の上流に25キロのところにあるパークウー洞窟とその行く途中にある酒造りの村バーンサーンハイです。ぐるりと回って半日ちょっとかかります。洞窟自体はそれほど規模の大きいものでないのですが、ボートで洞窟に行くまでのメコン川からの景観をぜひ楽しんでほしいところ。

このほかにも、タートクアンシーの滝、タートセー滝などがあります。2,3日ぐらいあれば十分にルアンパバーンの町を楽しめると思います。

ルアンパバーン地図

ルアンパバーン

(2002,2007,2008,2011,2013,2014,2016)

空港から市内への行き方

 ルアンパバーン空港から市内はミニバンタイプのエアポートタクシーを利用します。市内まで5万キップです。客待ちしているトゥクトゥクとかほとんどいないですし、仮に見つかっても値段もそれほど変わりませんので、ちょっと高いですが、エアポートタクシーを利用するのがスマート。結構、日本人の旅行者が「地球の歩き方」を片手に空港に着いてから困ってます。(地球の歩き方には書いていない。2007-08年版)
 反対に市内から空港までもトゥクトゥクで4万キップぐらいです。ちなみに空港から市内までは約5キロあります。

托鉢を見るには

托鉢は早朝に大体、日の出とともに始まります。日の出は季節によって異なりますし、僧侶を通る場所や時間もそれぞれなので、ゲストハウスやホテルの人に確認しましょう。大体、5時半?6時半ぐらいです。 僧侶が多く通るのは、寺院の密集しているシーサワンウォン通りからサッカリン通りに変わる辺り、この辺りは多くの僧侶が通り、延々と10分以上に渡ることもあります。

托鉢のお供えは、もち米が基本で、そのほか、おかずやお菓子、果物などです。 近年、観光客の増加により、マナーが問われるようになっています。敬意をはらい、静かに見学しましょう。

ルアンパバーン 托鉢

ルアンパバーン 托鉢

ルアンパバーン 托鉢

(2007/12, 2013/12,2016/05)

お勧めビューポイント

カーン川はまさに癒しの風景。緑深い河原に清涼感溢れる川の流れ。そして、そこで遊ぶ子供たちは、見ている人の心も和ませてくれます。川岸からみるのも良いのですが、高台にあるシポートタバート・ティパラーム寺院(Wat Siphoutthabat Thippharm)からの眺めが絶景です。シーサワンウォン通りとサッカリン通りとの境目の四つ角をカーン川に向かって歩いていったところの右側にある寺院です。夕方午後4時前後がお勧めで、カーン川の心地よい風を受けながら、まどろむのが良いでしょう。穴場的スポットです。

ルアンパバーン

ルアンパバーン

ナイトマーケットに行こう

以前はナイトマーケットはシーサワンウォン通りの入口のところ(プーシーホテルの近く)にあったのですが、2006年後半頃に国立博物館の路地に移転されました。
ナイトマーケットは、シーサワンウォン通りの入口のところ(プーシーホテルの近く)から、国立博物館前にかけてあります。一時、路地に移されてたのですが、ゲストハウス前への車での出入りとかが出来なくなってしまうため、再びメインのシーサワンウォン通りに移動したようです。規模も拡大しています。(2008/04)

手工芸品や美しい手織りのシルクなどを買うことができます。ナイトマーケットは、夕方5時ぐらいから午後9時ぐらいまでオープンしています。 (2016/05)

IMG_9690(2007/12撮影)

IMG_6346_edited-1(2007/12撮影)

IMG_1355(2009/02撮影)

IMG_1357(2009/02撮影)

IMG_1355(2009/02撮影)

IMG_0788_edited-1(2011/06撮影)

IMG_0786_edited-1(2011/06撮影)

IMG_6097(2016/05撮影)

IMG_6094(2016/05撮影)

IMG_4344_edited-1(2016/05撮影)

(2007/12,2009/02,2011/06,2016/05)

プーシーからの夕日を眺めよう

プーシーからルアンパバーン市内を一望できます。夕方になると、ここからのメコン川を越えて山間に沈む夕日を見学に多くの観光客が訪れる定番の観光ポイント。夕日が沈むメコン川側だけでなく、反対側のカーン川の景色も美しい。

IMG_3996_edited-1

お勧めレストラン

 少し洒落たレストランはシーサワンウォン通りに集中していますが、お勧めはメコン川沿いのレストラン。値段もリーズナブルです、ここでラオス料理をぜひ食べたいところ。川沿いにもたくさんレストランがあって、どこに美味しいのですが、メコン川沿いに道路を下流に向かって歩いていって一番はずれにある Somchanh Restaurantは、料理も丁寧で、味もしっかりしています。場所は、メイン通り側から行くとチャオファーグム通りにあるインドチャイナスプリットというレストランのところを川沿いに曲がっていって、メコン川にぶつかったところだったと思います。
 川沿いに歩いていった場合は、下流に向かって歩いていって、ものこの先にお店がないなぁと思ったところにあるはずれのお店になります。

ルアンパバーンのカオソーイ屋さん

ルアンパバーンに行ったらぜひ食べてほしいのがカオソーイ。辛味噌の入った米麺です。北部料理で、ビエンチャンとかではまずお目にかかれません。2件お店を紹介しておきます。最初は、市内のメイン通りをワットシェントーンなどのお寺がある方に向かって、小学校を過ぎて、美しいクメール様式の格子窓のあるワット・センソンクラームの反対側にあるお店です。

2002年、最初に訪れたときは、濃いめの味付けで絶品だったのですが、2007年に行ったときには、スープの味がかなり薄くなっていてがっかりしました。今回訪れたら、味付けは2002年のときほどではないけど少し濃いめに戻っていて美味しかったです。テーブルにオコシが置いてある20110730_カオソーイ屋さん-1のですが、これはお好みによってカオソーイのスープにつけて食べます。何個食べたかはお勘定のときに自己申告です。カオソーイは1杯15,000KIP、オコシは1個1000KIPだったと思います。時間は07:30からお昼ぐらいまでです。午前中の営業ですね。

IMG_1073

もう一つのお店はカン川の方にあります。ワット・ビスンナラートの通りを挟んだ斜め反対側にある「ナーンベー」という小さなお店。日本語の看板もあります。あまり期待しないで行ったのだけど、目茶苦茶美味しい。辛味噌がしっかり入った濃いめの味です。近年食べた中では、ダントツに美味しかったです。営業時間は08:00-20:00です。 「ナーンベー」、ちょっと隠れてるけど日本語の看板が出ている。
(2016/05追記 ナーンベーは2015年に閉店しました。残念です。)

20110730_カオソーイ屋さん-2

カオソーイ屋さん「ナーンベー」

カオソーイです。うまかった。ルアンパバーンに行ったら毎回食べたい。

カオソーイ

(2011/07/30, 2016/05)